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抜いたり生やしたり伸ばしたり


今日、初めて全身脱毛のカウンセリングに行ってきました。
「痛みを和らげつつ脱毛できます」「こちらは施術時間が短いです」
など、「ほぉ」と思いながら聞いてきました。
夏場は特に3日に一回とか処理をしなければいけないので、本当に永久脱毛ができるかよりはそのわずらわしさから解放されることの方が嬉しいかもしれません。

自分のことをおかしいな、面白いなと思ったのはその後です。
お手洗いでメイク直しをしていて、睫毛が下がっていたのが気になったので再度ビューラーをしてマスカラをつけ直しました。そのとき、
「あ、私この毛はめっちゃ大切にするのね」
と思ったわけです。

睫毛を伸ばすのはメイクの一環で、脇や足の毛を剃るのは身だしなみで、男性のひげはファッションで、眉には理想の生え位置がある。
人間は随分と他人の「毛」に関心があるんだなあと思いました。こんなにも社会的なレッテルを張られやすい体の部位は他にないのでは、と思うくらい。

そんな風に少し皮肉を言いながらも、やっぱり私もできることなら全身ツルツルの卵肌になりたいわけで、これからいそいそと脱毛に通います。
でもいつか、私が奇跡的に結婚して子供ができたら、その子供たちが大人になる頃には自分の毛を気にせずに生きていける世の中が待っていてほしいと思います。


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