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友人が同ジャンルオタクになっていた話

’’久しぶりにサークルへ行ったら、ゲームオタクの同級生が完全に「こちら側」へ来ていました。’’

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昨年はコロナ禍で約半年間サークルが休止。10月に活動が再開されたものの、一年生の顔と名前が全く分からない気まずさから、若干足が遠のいていました。

そろそろ出ておかないと本当の幽霊部員になるぞ、と危惧し始めた2月。友人(この人は別ジャンルのオタク)に誘ってもらったこともあり、いざ勇気を出してサークルへ。もしかしたら一年生に話ができる子がいるかもしれない、と淡い期待を抱いて自分の好きなジャンルのパーカーを着ていきました。

各々準備をして、円になって挨拶をしましょう、と部長が号令をかけた時、隣から「あっ。」と声が聞こえました。

声の先には同級生。
「この前ゲームの大会出てたよね。」
なぜあなたが知っている。

昨年まで声を大にして推しの布教に励んでいたのに、全く会っていないうちにひとりで沼にはまって浸かり切っていました。
一言二言交わすだけでオタク度の深さを実感し、ああこれは是が非でも語りたいとサークルが終わって二次会へ直行。

同ジャンルの中でも推しが微妙にずれていたのが面白いポイントで、また友人が思いのほか広範囲をカバーしていたため新鮮な話も多く、忘れかけていたオフ会の楽しさが蘇ってくるようでした。

Twitterの繋がりではできないような私生活の話も抵抗なくできることや、友人と特別仲が良かったわけでもない適度な距離感が絶妙に心地よかったので、今後ともいい付き合いができればなと思っています。


ちなみに、私が行っていない間に一年生ばかりになっていたらどうしよう、と思っていましたが、一年生も上級生も共に出席率が1/3くらいでバランスが取れていました。6人ほど顔と名前を覚えたので、何とか先輩としての威厳は保てるのではないかと思います。

毎年この時期になると先輩へ送る「色紙」イベントが発生するわけですが、うっすい内容の色紙を貰うと申し訳なさとシンプルな悲しさで寝込みたくなるので、来年も記憶にとどめてもらえるように出席したいと思います。



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