愛と勇気と…
「愛と勇気だけが友達さ」
幼年の頃に刷り込まれたアンパンマンマーチの歌詞に、あと一つ要素を付け加えるなら、何を入れるだろうか。
今回は継続することにフォーカスを当て、愛と勇気がもたらす効果について考えてみた。
まず、「愛」は全ての動機であり、活力である。どの方向に、どのくらい力をかけて進むのか、そのベクトルを決めるのが「愛」だと考えた。楽しいから続ける、今は苦しくても、見つめ直すとそれが好きだから続けられる。誰もにそういった経験があるのではないだろうか。
次に、「勇気」は物事を始めるエンジンだといえる。新しい何かを始めるとき、いつだって恐怖や投資に打ち勝つ勇気のある者だけが、スタートラインから一歩踏み出せるのだ。
では、「愛」と「勇気」、言うなればコンパスとエンジンだけを頼りに進み続けられる者がいるだろうか。
何よりも強く深い愛と、折れない心を持つ者ならば、あるいは問題ないかもしれない。しかし、私はここに看板が欲しい。どれだけ自分が進んだか、今はどの地点か、次の看板地点はどこか、そういったゆるぎない情報が欲しい。
その「看板」こそ、目標と達成感だと私は思う。
愛だけでは苦しい時に折れてしまう。途中で方向がぶれてしまうかもしれない。けれど、目標と達成感という「来た道」と「行く道」が分かれば、その心配は大幅に減るはずだ。小さな目標を積み重ね、自分自身に達成感を与えていくことこそが、「継続」を簡単にしてくれる3つ目の要素になりえるのではないだろうか。