くもりの日、この世界に自分がいることについて
くもりの日でも、光は感じられる。
日が出てないんじゃなくて、雲がかかっているだけ。
太陽はずっとそこにあって、光はとめどなく私たちに降り注いでいる。
何も変わっていない。
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変わったのは、太陽でも地球でもなくて、私たち”人間”だ。
太陽も地球もずっと、私たちが想像もできないほどずっとずっと、長い時間をかけてそこに在り続けてきた。
私たちに光を注いでくれている。生きる場所を与えてくれている。
それはもう愛って言っていいんじゃないか。
私たちがここにいること、ここにいさせてもらっていること。
それはもう愛って言っていいんじゃないか。
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空を見て、
青がキレイだったこと。
月と雲が美しかったこと。
風がやさしかったこと。
それだけで、あー生きてる、生かされてるって思う。
うれしくて、しあわせで、ありがとうって思う。うるっとする。
こんな世界に生きている。生かされている。私がここにいる。
それだけで、何かおっきいものが自分の存在を愛してくれているのかなって思う。
だから、その世界の流れに乗ればいい。
彼らが創り出した世界の流れに乗ればいい。
それは、竜の背中かもしれないし、ペガサスかもしれない。
私は風に乗りたいな〜って思う。