20歳になってバイセクシャルだと気がついたはなし③同性への片想いが本当に辛かった話【前編】
こんにちは、こんばんは
はるかぜです。
見ず知らずの人からの通知でもスキ!って出るととってもうれしいものですね!!!!!はるかぜはハピネスの感受性に関して非常に単純なので、とてもよろこんでいます!!ありがとうございます!!
通知欄をのぞくとプロフィールが明らかにセクマイという方は意外と少なめで、色んな方が興味を持ってくださってておおおという感じです。
万が一はるかぜが初めてのバイセクシャルあるいはセクマイ、なんてことがあったら大変なので一応おことわりしておくと、このnoteはあくまでわたし個人が今現時点でこう思ってる、というものなので、LGBTみんながこう思ってるよ!というものではもちろんないことはお伝えしておかねばなりません。だいじ。
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前回予告したとおり、今回はうすうす自分がセクマイなんじゃないかとの疑惑が生じはじめてモヤモヤしていたところに勃発した事件についてお話ししたいと思います。モヤモヤしていたところに偶然勃発したのか、それともモヤモヤしていたから勃発したのかは今のわたしにはちょっとまだ難しいところでもありますが、一言でいうと、
「うっかりノンケの友達相手に片想いして玉砕」
これです。
ちなみに、個人的にこの手の話は、セクマイあるある第7位くらいにランクインしてると勝手に思ってる。だいたいみんな「あああ〜〜泣」みたいな反応を返してくれます(遠い目)
当時は本当に本当につらくて、誰にも言えなくてしょっちゅう泣いてました。最近やっと痛覚が鈍くなってきたって感じです。当時の悲痛な日記がスマホに残ってるので(え)そのへんを掘り返しつついってみたいとおもいます!!!!
ステージ1.彼氏が出来て、とても嫌だなと思う
はるかぜの記念すべき同性初恋のお相手は、大学の同期でした。たまたま属していたコミュニティが悉く被っていたので、大学生活における活動範囲や交友関係が、今でも9割近く被っています。
ここを読んだ時点で、このあと起きる悲劇が想像ついた方。ご明察です。多分あってます(にっこり)
話をつづけます。
色々なコミュニティが被るので、必然的に一緒に過ごす時間も長かったのですが、最初の1年くらいは正直普通の友達として過ごせていました。
その子に彼氏が出来るまでは。
同性に対してのボディタッチが多いタイプの子だったので、その都度内心ドキドキしていたことも、他の子と腕組んで歩いてると心なしか不愉快だったことも認めます(え)
それでも大学の女友達として、非常に健全な心の距離間を保っていました。
が、彼氏が出来たとなると話は別です。
結構仲良しのお友達に彼氏が出来ました。みなさん想像してみてください。
あたりまえに女子会や飲み会の話題は、その子の恋バナに流れます。
こんな風にアプローチされた、こんな告白された、こんなデートをした、こんなLINEが来た、今度どこそこへ行く、どんなところが好きetc...
気が付けば、その話題になるたびに心の底で不愉快な気持ちになる自分がいました。
コミュニティーが色々とかぶっていたので、1回聞けば十分な話を、違う人と一緒になるたびに、何度も、何度も聞かされました。
その度に、まるで初めて一緒に聞いた、みたいなテンションで、にこにこ黙って話を聞くのにも、次第に心が疲れていきました。
どうしてこんな話を、何度も何度も聞かなきゃいけないんだろう。
はじめは、よくある話だと思っていました。独り身仲間に彼氏が出来た嫉妬。友達付き合いよりも彼氏を優先されることへの、友達としての嫉妬。自分はそれで不愉快なのだと思い込もうとしました。
でも、なんども何度もそんな場面に遭遇するうち、だんだんとそうではないことに気が付きます。
自分が嫉妬しているのは、あの子に対してじゃない。
突然現れて、あの子をかっさらっていった、顔も名も知らぬ彼氏に対して、私は猛烈に嫉妬していました。
お相手は、私のまったく知らない人でした。突然登場した見知らぬ男が、いつの間にか2人きりで記念日を過ごし、一緒に温泉に行く権利を主張している。手を繋いで、抱きしめて、キスする権利を主張している。知らないところで、二人だけの時間を共有している。
それは、まさしく私が欲しかった立場であり、代われるものなら相手を押しのけてでも代わりたい。
いつ「今日彼氏の家に泊まるんだ」と着替えを抱えて報告してくるのかと思うと、怖くて怖くて堪らない。それを聞かされた自分が、どうなるのかがわからない。でも、そんな話は聞かせないでほしい、なんて言えるわけがない。この頃芽生え始めていた、自分はバイセクシャルなのでは?という疑念もあいまって、悩みはぐるぐると渦巻きます。
そんな気持ちをぶつける先も見当たらないまま、でも今の距離感を壊すのももっと怖くて、黙ってのろけ話を聞きながらどうにかやり過ごす、という日々が3か月ほど続きました。
ステージ2.振り出しにもどり、調子に乗る
悶々と耐えていた日々は唐突に終わりを迎えます。
付き合い始めて3か月が過ぎたころ、ぼさっとスマホをいじっていた私に突然彼女からLINEが送られてきました。
2分前に彼氏から送られた、別れよう、というLINEの通知画面と共に。
正直なはるかぜの心の中はお察しの通りです。
不謹慎極まりない私は、手元では必死で慰めるLINEを送りながら、心の中でガッツポーズをしていました。
単純に深い仲になる前に別れてくれたのも嬉しかったですが、かなりのスピード感で報告して、助けを求めてくれたのが自分だった事が、あまりにも嬉しかった。
今思えば、神様は見てますね、こういう心を、という感じなのですが、罰当たりなはるかぜは再びフリーになり、人肌恋しいのかますますくっついてきてくれるようになった彼女と、呑気に映画に出かけるなどして平和なひとときを過ごします。幸せでしたねぇ、、、
裏で何が起こっているかを何も知らずに、MAX平和な時期です。
あの子に彼氏が出来ると情緒不安定になることはよーーーくよーーーく分かっていたので、警戒はしていました。この頃には完全に恋心として認識していたので、自分がバイセクシャルであることも受け入れ始めていました(この辺りの詳細はまた)
次また辛い思いをするのは時間の問題だ、ということから必死で目を背けつつ、友達としての距離感を詰めることが精一杯の数ヶ月を過ごしている間にも、世の中は動いているのだということを知るのは、もう少し後になってからでした。
後編↓↓