【ネタバレなし】仕掛人・藤枝梅安2を観ました【年配の皆さんはフリーダム】
一作めに続き、藤枝梅安2を観てきました。
娯楽時代劇ともなると、高齢のお客さまが多いですね。
かく言うわたしも決して若くはないので、その意味では居心地良かったです。
ただ、人生の先輩方は皆さま自由でいらっしゃいます。
上映が始まってしばらくすると、そこかしこでガサガサバリバリ、なにやら鞄中を物色する音が聞こえだしました。
ははーん、そろそろ口が寂しくなったのだな、と苦笑気分でいると、どこかで電子音が鳴ります。
スマホの通知音やアラーム音。
いずれもギリギリまでボリュームは落とされていたので、さほど邪魔になるというほどではないけれど、気は取られますね😅
おそらく、ご本人はじめ高齢者さま方は聞こえていないかもしれないくらいの音。
残念ながらまだかろうじて聞こえるわたしは、あの場には相応しくなかったのかもしれません(笑)。
「はあァ・・・・・・」
「すうすう」
「う、うーん」
「ふうん・・・・・・」
小さく押し殺した息遣いや呻き声も、あちこちから聞こえます。
さらにしばらくすると、そろそろトイレに立つ方が出てきました。
こればっかりは生理現象ゆえ、仕方がありません。
そして、トイレから戻られると、お連れさまに対して外の状況報告が小声で手短かに行われます。
今話しておかないと、映画が終わってからでは忘れてしまいますものね。
どうしても伝えねばいけないことなのかどうか、甚だ疑問ではありますが。
終盤は、なぜか皆さん少し静かになられます。
疲れ切ってしまわれたか、あるいはもうじき終わるという安心感からか。
そして、エンドロール。
一作めに引き続き、ここで退場するお客様が数名。
いやいや、今、重要なキャスト、クレジットされたのご覧になりましたよね?
まだ、作中に登場してませんでしたよね?
エンドロール後に登場するんですよ?
いいんですか?
今お立ちになってよろしいのですか?
そう問いたいけれども、それぞれの自由なのでやむを得ません。
なにやらもどかしい気持ちになりましたが、わたしはわたし、最後まで楽しませていただきました。
さて、内容ですが・・・・・・。
ネタバレのない程度に。
わたし個人としては、一作めの方が好きでした。
でも、今回も面白かったです。
なにせ時代劇ファンとなって半世紀、テレビ時代劇の少なくなった今、慢性的に飢えておりますから😅。
ネタとしては、去年見た『漆黒天』とちょっとかぶったんですが、『漆黒天』はもっとディープだったので、一般的には今回のくらいが程よい感じです。
次は、鬼平ですね。
そちらも楽しみ。
そして、梅安と鬼平、テレビシリーズ化してくれればもっと幸せです。
お茶の間で見るなら、先輩諸氏も遠慮なくお煎餅バリバリ食べながら、お喋りはし放題、トイレも行き放題で、気楽にお楽しみになれますもんね。
わたしも近い将来、先輩方の年齢に近づいていくので、おうちで時代劇を満喫できればありがたいです。
映画館に行かざるを得ない時は・・・・・・、マナーに注意したいと思います、はい。