高校生が始めたビジネスの今 in 赤坂。
今朝、赤坂を散歩していたら、双子のライオン堂書店に、マスクをした小ライオンが二匹、「積ん読解消」と話しているイラストが描かれていました。営業時間はサイトで確認のことと、あります。夫と何度か参りましたが、行くたびに積ん読が避けがたくそして高く増えてしまう、あまりにも危険な場所でした。
後でネットで見ると、以下のようにあります:
双子のライオン堂は、2003年にインターネットの片隅で誕生しました。
まだ世間では、通信販売が一般的ではない頃です。
店主が高校2年生の時。突然、「本屋さんがやりたい」と思い立って、本屋に関する本を何冊か読みました。その時、オンライン書店なる言葉が目につき、一晩で一気に読みきりました。
とすると、今まだ20代?と算数ができない頭で一瞬思ってしまったのですが、もう34歳であられるのですね。
高校生の時にブームに乗れたなんて、面白い…。
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以下、普通の日記。
犬が
てとてとてと
てちてちてち
と歩いてきて予定していた4時半に起こされる。髪梳(と)かしなよ、と言いたいほど、ぼさぼさの顔だ。額からも頬からも黒い毛が抜けようとしているのだった。抜いてやる。
散歩に出る。
嘘の大理石の床を歩くときに、スニーカーがきゅっきゅっと音をたてる。
朝から大音声で呼び交い中空を切るカラス達がまるで、何か、大事な果たし試合に向かう経営陣のようだ。
それに対し、ある一箇所で会合していた鳩らは、サン・ピエトロ広場に集う旅行者の群れに見えた。
氷川公園にいつもおられる一人の浮浪者の方は、今日は不在だ。赤坂見附に向かう道で、レストランから残りものをもらっておられるのを何度かお見かけした。食事を持ってくる男性もたまにお見かけした。一度思い切っておにぎりと煮しめを持って行くと、明瞭な声で「あぁ!ありがとうございます」とお答えになった。
それは例えば、コピー機に忘れていた原稿を、同僚が渡してくれた時のビジネスマンの声と何ら変わらないものだった。私物が散乱しているのは、屋根さえあれば、多くの家で普通に見られることかもしれない。そう考えて次にそれで納得してはならないと思うが、その思いをどこに持って行って良いか分からない。
公園の端の方にいた若い男女が、犬を連れて近づくと、驚いてこちらを見る。朝早い、ということ以外の何か淡い驚愕があり、芸能関係者かと後から気付くのだが分からない。ひどく美しい人らが脇を通っても誰なのか、自分は分からない。
昨日の記事に官能小説を書いておられるクリエーターさんがスキを付けてくださった。
なぜに?と思って題をあらためて見て、自らの鈍さに苦笑いする。
全て読んだうえでスキを付けてくださったのならとてもありがたい。その官能小説は買わずにいるのが難しいようなすべり出しだった。
部屋に戻って食べ物が出されると、犬はまるで小学校の時に隣に座っていた女の子の級友のように、静かにおとなしく、餌のある場所に向かい、時折こちらを見ながら耳を倒してありがとうと言った。
noteを始めて十日。さぁ始まったという感慨もなく滑り出し、PV (Page View)がついてきて驚いた。PVという言葉も知らなかった。
しかし「スキ」も「フォロー」も全くつかない、つまらない日記ばかり書き続けて良いのかと自分ながらハラハラする。内なる声が見つかったのが小さくうれしく、それだけで、地球のどこにでも住めそうだという喜びがある。
昼:抜く
夕食:豚肉生姜焼き、ごはん、トマトと胡瓜のサラダ