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他人からの評価を気にしすぎてしまうとき
みなさんこんにちは。今回も、以前いただいたメッセージにお答えしていきたいと思います。
他人からの評価を気にしすぎてしまいます。自分で自分を認める術はあるのでしょうか。
歌詞を書いているときによく思うのが、「ああ、あの人が聴いて感動してくれたらな」とか、「あの人さえ褒めてくれたらな」ということです。
”あの人”に当たる人は、その時々で違います。まさにその時に恋をしている相手だったり、何かを教えてくれた師匠のような人だったり、とにかくその時の自分にとって大切な人や、自分の中で存在が大きくなっている人。
「誰もが好きになってくれたらな」とか、「全員がわかってくれないとダメだ」とかは、実はあんまり思ったことがありません。
でも、これは経験した範囲で言えることですが、「誰もが好きになってくれたらな」とか、「みんなが喜ぶようにしたいな」と思って書いたものは、結局ふんわりしていて誰にも届かないものになってしまうことが多い。
「あの人さえ」という気持ちで書いたものが、まわりまわってちゃんと人の心に届くんだなと、今までの経験で感じてきました。
これは、歌だけに言えることではないんじゃないかなと思うんです。
『恋をしていると綺麗になる』と言いますが、恋を実らせるために努力しているときって、「とにかく誰にでもモテたい!」と思っているわけじゃなくて、「好きな人に振り向いて欲しい」と思っていますよね。その結果、他の誰かから見ても魅力的に見える。
それと一緒で、仕事とか普段の生活の中で、とにかく他人からの評価が気になってしまうときって、「みんなから認められたい」とか、自分にとって大して重要じゃない人からの評価まで気になってしまっているんじゃないかと思うんです。
仕事で言えば、偉い人とか、権力のある人からの評価はもちろん大事だと思いますが、そればっかりだと、何をするにも顔色をうかがったりビクビクして、結果的に何もできなくなってしまう。
そんなとき私は、とにかくまずは、”自分の好きな人”や、”素直に大切に思える人”に好かれるにはどうしたらいいだろう?と考えてみます。たったひとりでもいいです。
好きな人に好きになってもらえる自分って、きっと、自分も好きだと思える自分なんじゃないかと思うからです。自分で自分を認めるって、まずは、今の自分を好きになることだと思います。
自分が好きと思える自分。あの人に好きと思ってもらえる自分。という気持ちが、まわりまわって、結果的にいろんな人からのいい評価が勝手に生まれるんじゃないかなと、希望も込めて思っています。
このコラムも、99人にとってどうでもよくても、1人でも喜んでくれる人がいるなら、という気持ちで書いています。笑
おまけ
ライブの翌日はなんだかいつもぼーっとしてます。次のことを考えなければ。
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