結婚して5年になる。33歳で結婚しようと決めていた過去について。
旦那さんと結婚して5年になる。
私は、「33歳で結婚する」と、なんの根拠もなく公言していていた。
なぜかというと私が最高値で売れるのは、
33歳であろうと、仮説を立てていたからだ。
私は若い頃、暗くはないが、特別明るくもなく、
容姿はちょっとぽっちゃりしていたし、
趣味嗜好も少し変わっていたから、
婚活市場で万人ウケしないことは、よくわかっていた。
なので20代前半頃に万人ウケする女子が市場から姿を消した頃に、
私は真価を発揮できるのではないかと考えていた。
その時期を迎えるまでは、仕事を頑張ったり、ダイエットをしてみたり、
ファッションセンスを磨いてみたり、資格の勉強をしてみたり、
やりたいことはなんでも挑戦してみたり、いろいろチャラチャラしてみたり、
自分を磨きあげて準備をする時期だと考え、行動した。
その流れで様々なコミュニティーに顔を出したり、
飲み会に参加したり、趣味の活動を加速させたり、
当時流行っていた出会いのためのツールは一通り試してみたりして、
積極的に出会いの場と、そこで出会う人との交流を楽しんでいた。
実際、その時期、本当に楽しかった。
当時の写真を見ると、キラキラと輝いているように見える(私過去比)。
迎えた20代後半〜30代前半、モテたと思う。
モテたといってもあくまでも私の過去比であるし、
またヤリ目のものや、既婚者、彼女持ちからのセカンド要員としての
アプローチなどがかなり多かったのが実際のところではあるが。
それでも、すごく楽しかった。
人生の経験値が、どんどん積み上がっていく感覚があって、
無敵感があったし、日々ワクワクしていた。
私の目論見や戦略は、ある程度は当たっていたのだろう。
でも、生涯のパートナーとなり得そうな、
私の理想とする相手に出会うことはなかなかなかった。
結婚年齢として目標としていた33歳が、
直近ではないけどそう遠くない未来として実感する様になってきた頃、
いつしか私は漫然と楽しい日々の中、
理想とするまだ出会わぬパートナーのぼやっとした条件について、
iPhoneのメモに書き出すようになっていた。
そんな中、30歳のとき、今の旦那さんと出会うことになる。
出会った瞬間のことは意外とよく覚えている。
私が働いていた会社に中途入社で入ってきた彼と、
オフィスでお互い名を名乗りあった。
特に電撃的な何かを感じたとか、ビビビときたとか、そういったことは一切なかった。
ただ、無意識に左手の薬指の指輪の有無は確認していた。
当時、出会いの場に多く出ていた私は公私問わず、
男性を見るときは無意識的なクセでそうしていたのだけれども、
何かの予感だったとすれば、興味深い。
こうして出会った彼と、私は31歳のときに結婚した。
あとになって振り返って気づいたことだが、
彼は私がiPhoneメモに書き出していた
理想の男性のパートナーの項目をかなり満たしていた。
また、33歳で結婚しようとしていた時間軸にも、ピッタリハマった。
私が理想を書き出していたり、
時間的な目標をきめていたからなのかはわからないが、
私は目標を叶えて、結婚生活を5年間継続することができたんだと、
改めて振り返ってみた。
おめでとう。ありがとう。