仕事は、人生そのものじゃない。 #センセイを捨ててみる。
教師になって32年。
私の人生は、この仕事を中心に回ってきました。
数年おきに県内を移動する人生。
アパート暮らしは、19歳から44歳まで続きました。
この間、引っ越した回数は9回。
そういうもんだ、と思っていました。
普段は住居と職場を往復する毎日。
夜8時前にスーパーに寄って、値引きした総菜を買って夕食。
そんな生活は25歳から39歳まで続きました。
土日は部活。祝日は大会引率。
テスト期間で部活がオフの時も学校へ。
私以外にも、必ず数人が休日出勤して採点をしていました。
同僚は、それが当たり前であるかのように、
無表情で答案に向かっていました。
それでも
若い頃は時間をやりくりして「質の高い」教師を目指しました。
本を読み、研修に参加し、資格を取り、
教師の端くれになろうと、それなりに努力しました。
ですが
45歳を境に
時間の使い方を変えました。
それはつまり
生き方を人生全体で捉え直した
ということです。
きわめて保守的かつ閉鎖的で、
同調圧力が高く、
杓子定規で、
柔軟性に乏しく、
主体性を発揮しづらく、
即物的で、
自身の成長を感じにくい仕事。
ひとりひとりの教師は魅力的だけれど、
仕事となると、その魅力が数分の一に落ちてしまう。
なぜそうなってしまうのか?
それはおそらく
視野があまりにも狭いからでしょう。
かつての私のように、
家庭と職場しか見えていない。
学校がすべてと思い込んでいる。
教師のプロになることしか考えていない。
ある校長は
60歳で定年退職し
はじめて自宅に戻りました。
40年近く県内を転々とし、
60歳で我が家に戻る。
そこで過ごす時間は、平均寿命なら20年強。
豪邸が、かすんでしまいます。
すべて納得ずくなら、それでいい。
でも、人生のすべてを仕事に捧げても、
豊かな人生を過ごすことはできない。
教師は「すべて」を知らなければならない。
それが生徒に還元される。
だからあなたは
定時で職員室を出て、
休日は仕事以外の時間を過ごし、
体全体で生きて、
魅力的な人間にならなければいけない。
あなたが魅力的な人生を送っているから、
生徒は「あなたのような生き方も悪くない」と思う。
生徒のために生きるのではなく、
質の高い教師を目指すのではなく、
自分自身のために、生きなさい。
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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!