見出し画像

で、逃げ続けるの? #センセイを捨ててみる。

いままでの主権者教育は「私たちは政治的に中立性を保つために、政治的イシューについて意見を言いません」という姿勢が強すぎたように思います。

                 たかまつなな(時事ユーチューバー)

2024年5月20日 朝日新聞

かなり控えめな物言いですが、従来の(学校における)主権者教育に対して批判的であることは明らかです。

教育基本法第8条 (政治教育)
良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

文部科学省HP

”政治的中立性を保つために、学校では政治教育を行わない。”
(「それ」を語れば、えこひいきになる。だからしない。)

ホントにそれでいいんですか?

選挙権を18歳まで下げて、「学校でも選挙に行くように働きかけてください」と言って、なのに政治教育を行ってはならないというのは、どういう了見でしょうか。

それとも、もしかして私たち教員が、法律を曲解しているんでしょうか。

特定の政党を支持したりはしない。
特定の政党に反対したりもしない。

でも、
特定の政党の掲げる政策を採りあげて、是非を論ずることは必要です。

その政策が実現したら何が起こるのか?
逆に、実現しなかったら未来はどうなるのか?

政策の現実性や妥当性や未来への影響力を勘案しながら、大人が子どもたちに対して意見を言うことのないまま「選挙に行きなさい」などと言っていたら、主権者教育など、夢のまた夢です。

学校教育における「政治的中立」とは、すべての政党の政策を生徒の前にずらりと並べて、採否の是非について大人が語ること。そして子どもに語らせること。

次世代から思考を奪うようなことを、学校がやっていてはいけないのです。学校教育における「見当違いな」政治的中立は、いますぐやめるべきです。

そんなことをいつまでも続けていると、子どもたちから見限られます。


著書(Amazon Kindle)

『脱常識!初任研では教えてくれない、
 新採用の先生が生き延びるためのルール11選』
 
https://x.gd/KpZdO

『学校の先生のためのキャリア構築ガイドブック完全版』
 
https://x.gd/rlgul

『次世代型教師を目指せ1』
 https://x.gd/ZKRKw

『次世代型教師を目指せ2』
 https://x.gd/YV5FG

『次世代型教師を目指せ3』
 
https://x.gd/bc3Rm


〇NPO法人共育の杜メルマガ
【教師のキャリアは俯瞰力が9割】(毎週水曜配信)
1,000人以上の方が読んでいます。登録はこちら。

〇現役高校教師

〇心理学修士(学校心理学)

〇オン&オフラインセミナー講師

〇一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了

〇NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/

〇メール
sakidori.sensei@gmail.com

〇協会ページ
https://t-c-m.my.canva.site/

〇ブログサイト
https://sensei.click/

〇ポッドキャスト(Spotify)
https://open.spotify.com/show/2pCy8yUiGRk3jKoVJo72VF

〇note
https://note.com/harukara1968

〇FBコミュニティ
https://www.facebook.com/groups/marugotosensei

〇udemy
https://www.udemy.com/course/kqfpehod/






いいなと思ったら応援しよう!

まるごと先生
思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!