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今あるカードで勝負しろ #career diversity

今回の記事では、「じぶんデッキ」という考え方を紹介します。

「キャリア構築に関する自己資源の見直し」という観点から、シンプルかつユニークな方法論が語られているんですが、イチ押しは
「今あるカードで勝負する!」
という視点。

ないものねだりはしない。等身大の自分自身をしっかり見つめて、埋もれていたチャレンジの掘り起こしをしてみよう!という提案です。

キャリアを構築していくうえで、「自分がどんなカードを持っているか」を再認識してください。


まず、用語の説明です。

デッキ
複数のカードを選び、組み合わせたセット

カード
自分を構成するあらゆる要素

カード化
「気づいて、認めて、書き留めて」カードを手に入れること

※「スキル」や「強み」だけでなく、自身を構成する「あらゆるもの」はカードにできる

岡野純『じぶんデッキ: 自分カード化戦略で始めるパラレルワーク超入門』

では早速、あなた自身の「カード=自己資源」を書き出してみましょう。

「じぶんデッキ」の提案者・岡野純さんは、カードの種類を次の8タイプに分類しています。

カードの種類(8タイプ)

①ミッションタイプ
夢ややりたいこと、好きなこと、大事にしていることなど、自分の行動指針となる願望や価値観など。
例:漫画家になる夢、ゲームが好き、本を出版したい

②スキルタイプ
得意なことや、保有する資格や技術、他の人よりちょっと詳しかったりうまくできたりすること。
例:ブログ、漫画描き、タスク管理

③ポジションタイプ
職種やキャリア、出身地や居住地、家庭環境など。自分の立場や立ち位置、キャラクター性を活かしたもの。
例:家族持ち、ITインストラクター、会社員

④アイテムタイプ
普段使っている道具や持ち物、愛読書など。使用しているデジタルツールやwebサービス。
例:Task Chuto Cloud、iPhone、Notion

⑤パーティータイプ
自分が存在する場所や立っている舞台、所属しているチームやコミュニティ。
例:Tech Team Journal、会社、家庭

⑥フレンドタイプ
友人、知人、仲間、家族、リアルorバーチャルなつながり。何となく身近にいる人や自分を応援してくれる人。
例:妻、ブログ友達、出版社

⑦モンスタータイプ
弱み、欠点、苦手なこと、コンプレックス。自分の行動を阻害したり、結果を出すうえで壁になったりしていると認識しているもの。
例:画力が低い、飽きっぽい、雑談が苦手

⑧クエストタイプ
今まで取り組んできた課題やプロジェクトなど。起こした行動そのものも含めて。
例:電子書籍出版、ブログ立ち上げ、セミナー講演


私も自分のカードを掘り起こして、上記の8タイプに倣って分類してみました。

①ミッションタイプ
・正義を貫きたい
・本質を理解したい
・多様な生き方を推進したい
・相互依存的な人間関係をつくりたい

(ちょっと抽象的過ぎですね・・・。でもミッションだからよしとします。)

②スキルタイプ
・みんなと違う方向へ進むこと
・コンテンツ作成全般

(新しいモノや斬新なアイディアに飛びつきます。その分、飽きたり見切りをつけたりするのも早い。そして、誰かと同じことはしたくないタイプ。)

③ポジションタイプ
・教員30年以上
・新潟県在住
・教員の中では変わり種

(経験ベースでモノを言えるのは、プロセス・エコノミーに向いていると思います。典型的な教師ではない点もアドバンテージと理解してます。)

④アイテムタイプ
・Dynalist(アウトライナーアプリ)
・Canva(ビジュアルツールキット)
・8インチタブレット

Dynalistは、メルマガや本を書く際のアウトライン作成で重宝します。数年前はマインドマップでアイディアを出してからアウトライナーで整理していましたが、スピード重視で直接アウトライナーに書き込むようになりました。
Canvaは、SNS投稿やメルマガ、本の表紙づくり、udemyコンテンツ作成時などあらゆる場面で使います。
タブレットは、スキマ時間に本を読みたいから。Amazon Kindle Unlimitedとセットで、抜群の働きをしてくれます。)

⑤パーティータイプ
・学校
・FBコミュニティ
・コンテンツビジネスコミュニティ

(ネット上の3rdプレイスは2種類あって、ひとつはSNSなどのフロー系。もうひとつは、情報交換+コンテンツ学習のストック系です。リアル3rdプレイスも必要ですね。)

⑥フレンドタイプ
・妻子
・実家の父親と妹
・コミュニティ仲間

(今メルマガを2種類配信していますが、「誰かに向けてメッセージを伝える」試みは、私の生き方そのものと感じます。この先のステージは、その「誰か」の人生に貢献すること。それがライフワークになります。)

⑦モンスタータイプ
・些事でクヨクヨ悩むこと
・飽きっぽい
・雑談が苦手

(私が欲しい結果を出しにくい理由がこれです。加齢とともに割り切れるようになってきましたが、まだまだ。人生の終わりが見え始めてきたので、悩みや弱点は脇に置いて進みたいですね。)

⑧クエストタイプ
・すべてのコンテンツ制作(ブログ、ポッドキャスト、kindle出版、udemyなど)
・オン&オフラインセミナー開催
・メルマガ配信

(スタートは遅くて、48歳頃から。自分がやりたいことで、セカンドキャリア構築につながることに取り組んでいます。得意ではありませんが、好きなことです。)


・・・こうやって自分の手持ちのカードを数えてみると、少しですが可能性が見えてきます。

そして、このあとやるべきことは、

「カードを組み合わせてデッキを作り、そのデッキを回し続けること」。

岡野さんは、「デッキを回すコツ」として次の5つを挙げています。

①最初から「最強のデッキ」を目指してはいけません。失敗を恐れるからです。気軽に、いろんな組み合わせをしてみて、可能性を探りましょう。

②「答え」ではなく「問い」を作り出してください。デッキの持つ力は、プレイしてみないとわからないもの。「このデッキでプレイしたらどうなるか?」という「問い」をいかにたくさん作り出せるかが大切。

③変身資産を築くこと。変化の激しい時代では「いま最強である」ことよりも、「さまざまな状況に適応できるようなカードを持っておくことが大事。

④よりよく自分を知る努力をする。カードを増やすことは、「自分の資源を再認識すること」だから。

⑤最後に、「デッキ作りを楽しむ」こと。「試すこと」自体に喜びを見出してください!


あなたもまずは、上記8タイプの「カード」を数えるところから始めてください。そしてカードを組み合わせて、いくつかの「デッキ」を作ってください。

一番大切なことは、デッキを「回し続けること」です。

配られたカードで勝負するっきゃないのさ。
それがどういう意味であれ。

スヌーピー

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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!