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向いてなくても続ける意味 #センセイを捨ててみる。
企業が社員を惹きつけてやる気を起こさせるためには、
雇用の確保を約束するより、
魅力的な機会を提供することの方が大切である。
公務員として働く人の多くは
雇用の確保>魅力的な機会の提供
の図式に従っていますよね。
私は30年以上、公務員として生きてきました。
なので、「確保された雇用」がどれだけありがたいか、身に染みています。
大学4年の時に不動産業界への就職も考えましたが、今思えば、本当に踏みとどまってよかったと思っています。
目先の待遇で仕事を選ぶことがどれだけ安直かつ危険な選択であるかを知りました。
ところで、
では教職が「魅力的な機会を提供してくれる」仕事かと問われたら、答えはノーです。
教職は「魅力的な仕事」です。でも、「魅力的な機会」を提供してくれるわけではありません。
私にとって仕事上獲得したい「魅力的な機会」とは、
✔ 人間的成長を果たせる
✔ 汎用性の高い、あるいは高度なスキルを身につける
この2点です。
しかし、残念ながら上記2点は教員をする中では獲得できません。
教職は、「人間的成長を果たせる」ほどには厳しくないのです。
教職特有の辛さはあります。でも、それを乗り越えた先に「大きな器」が手に入るようなことはありません。艱難辛苦に耐えたのちに大きな達成感を得るような経験は、なかなかできないというのが現実です。
これは「人の成長に伴走する」仕事特有の性質なので、そう望むこと自体、現実的ではないのかもしれません。
一方、「汎用性の高い、あるいは高度なスキルを身につける」こともありません。そのようなスキルは、勤務時間外に趣味の領域でコツコツと続けるほかないのです。
つまり、上記2点に魅力を感じるような人間は、教師には向いていないということです。
あるいは、教職に就きたいと願う人は、そもそも上記2点とはまったく異なる「魅力」を教職に感じている、ということでしょう。
ただ言えることは、大きな人間的成長を果たせずとも、この仕事はそれに従事する人間をちょっとマシな人間にしてくれるということ。
そして、「魅力的な機会を提供」してくれるわけではないが、教職は確かに「魅力的な仕事」である、ということです。
このことを信じることができさえすれば、
この仕事は、あなたのものです。
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