働かないおじさん問題 #センセイを捨ててみる。
あ、これ、私のことです。
「働かないおじさん」の定義が、ほとんど一致していますね。
以前、「俺から教師の資格をとったら、何が残るんだろう・・・?」と考えたことがありましたが、案の定、何も残りませんでした。危険です。
でも、正直に言えば「越境経験」してる暇、ありませんでした。
必死で教材研究しなければ生徒の信頼を得られなかったし、
運動部経験がなくても主顧問を持たされるのは当たり前だったし、
学級崩壊の直前までいった時は本当に苦しかったし、
プライベートで変調があればダイレクトに仕事に響いてたし、
モラルハラスメントもどきのプレッシャーに”不登校”も考えた。
その中で、生徒と向き合ってきたんですから。
多くの日本人サラリーマンは、上記にあるような生活を送っているのかもしれません。
同書では、「社会的疎外」の背景にある理由のひとつに、日本独自の労働慣行である「長時間労働」を挙げています。毎日、勤務時間を超えて残業をして、往復の通勤時間に1時間以上かけて、帰宅してもやり残した仕事を続ける。これでは「疎外」されるのも無理はないでしょう。
私は教師として、社会的に疎外されることに脅威を感じています。
仕事の本質が見えなくなったり、
保守的な考えしか思い浮かばなくなったり、
チャレンジする気持ちを失ってしまったり、
職場内におけるポジションの優越を感じ始めたり、
指示に明け暮れて対話するゆとりを失ってしまったり。
もし、自分がそういう方向へ傾きだしたら、この仕事は続けられません。
幸い、45歳の頃、自己を見つめ直す機会を得ることができました。
何の信仰も持たない私が精神的支柱と言える考え方を学び、
学校の外にある世界の価値観に触れ、
自身の世界観を発信し、
10年が経ちました。
私なりの「越境経験」です。
学びには、それなりのコストを払いました。時間も、お金もです。
考え方も、できるだけシンプルにすることを心掛けました。
本質的なことだけを考え、些末なことは捨てる。
譲れることは、とにかく譲る。
この10年間、ほぼフルに年休を使い、毎日17:00に定時退勤しています。
残る必要のある時は、残ります。
仕事が終われば、定時に帰ります。
天気が良ければ、早上がりです。
長時間労働を見直せば、越境経験を積める。
越境しなければ、社会的に疎外される。
やるべきことは、わかっているはずです。
現役高校教師
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オン&オフラインセミナー講師
心理学修士(学校心理学)
NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了
思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!