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それは目的ではない

学校文化は教師のプライベートを軽視しすぎているんじゃないでしょうか?

当たり前のように休日や勤務時間外に仕事が入る。
「なにより仕事が優先されるべき」
という考え方が蔓延しています。


居残り残業もほぼ毎日あったんですが、私は同僚の姿を見てて
「こんな毎日学校に残って、はやく帰って家族と過ごしたいとか
 思わないのだろうか?」
っていつも疑問でした。

というか多分私が教師らしくない考え方をしているところもあって、
「仕事は勤務時間内に終わらせる」
「外の世界に触れないと教師自身が行き詰まるし、生徒をいい方向にもって行けない」
と思っていたので、キャリアを積んでいくにつれて勤務以外の時間が浸食されていくことに違和感を覚えるようになりました。

異動で7校を回りましたが、割とどこの学校もそうなんだなと実感しています。程度の差こそあれ、大体どこもそんなに変わりません。

私が今でも思うのは、人のプライベートってそんなに軽いっけ?っていう疑問です。

たとえば仕事は仕事で時間どおりにやるべきことをやって、あとは家族と過ごしたり、趣味に費やしたり、あるいは自分でなにか勉強したり。

そういう「余白の時間」こそその人がさらにレベルアップしたり、人間的な魅力を磨いたり、仕事だけでは学べないことを学ぶための時間に充てられるわけで。

そういう時間を当たり前のように侵食するってのがどうも学校文化と合わない部分でした。

一般的に「仕事は3年は続けた方がいいよ」とか「我慢強さも大事だよ」とか、そういう意見もわかるのですが、我慢強さってほんとに必要?って思うのです。

そんなことをしているうちに、人生ってあっという間に過ぎ去ってしまうんですよ。

我慢の先になにかがあるならば、必要な我慢もあるかもしれない。

でも
仕事の理不尽に振り回されるとか、
日常的に休日出勤をしたりとか、
家族や友人との時間が取れなくなるとか、
そういう理不尽に耐えることを「我慢づよさ」っていうんですかね。

ましてや
精神を壊してしまったり、
心身をすり減らしてまで
がんばる必要なんてないです。

仕事って、人生を豊かにするための手段です。

自分の理想をかなえたり、
目標を追いかける過程を楽しんだり、
多くの出会いのなかで成長したり、
一生の仲間をつくる場所であるべき。

仕事は人生を豊かにする手段なのに、仕事に人生を侵されているひとは
ほんとに多いなと感じますね。

藤本瞳


購読しているメルマガを、ちょっとアレンジしてみました。
「会社」を「学校」に、「社員」を「教師」に。

さて、あなたはどう感じましたか?


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心理学修士(学校心理学)

NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/

一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了


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まるごと先生
思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!