こんな生き方もある #career diversity
土曜日。
いつものように自宅でTVを観ていたら、インタビューを受ける一人の外国人の姿が目に映った。
「アメリカから来ました。19歳。これから青森へ激辛ラーメンを食べに行くんです。」
そう。この青年は来日直後の空港で、TVクルーから同行取材のオファーを受けていたところだった。
彼はその後、無事に青森へ行き、2日で6杯の激辛ラーメンを制覇した。
彼の前に同行取材を受けていたのは、デンマークから来日した親子連れ。2人は新潟県燕市を訪れ、かの地で有名な鋏を2本購入。
そう。父親は美容師だった。
その後は、「せっかく日本に来たから」と言って、地元にある昔ながらの理容室でマッシュルームカットに。
「バナナマンの日村さんの髪型がいいと思って」
父親と息子は満足そうに帰っていった。
そういえば、以前同様のインタビューを日本のTV局から受けていたある外国人男性は、こんなニーズを熱く語っていた。
「どうしても日本で”タコさんウインナー”が食べたいと思って」
彼は都内の飲食店を探し回った挙句、雑居ビルのワンフロアにある居酒屋メニューにあった”それ”にありついた。
あの時の彼の嬉しそうな表情と満足げな様子を、私は忘れることができない。と言うか、実は羨ましかった。
来日する外国人たちの言葉を聞くと、外国旅行のハードルが一気に下がる。
彼らは本当に”チープな”理由で大枚をはたいて、時間とエネルギーを割いて、目的地へと向かう。
私が外国へ行くときは、
✔スケジュールを綿密に組んで
✔訪問先もすべてリストアップして
✔有名どころは決して外すことがないように
✔どんなイレギュラーな状況にも対応できるよう準備して、行く。
だけど、彼らはそうしない。
私からすると本当に”どうでもいい”理由で、無計画に飛び込んでいく。
「青森で激辛ラーメン? それだけ?」
「タコさんウインナーを食べるためにだけ?」
そう。彼らは、「そのため」に来日している。
そして彼らは、目的を達成し、感情を爆発させ、この上なく満足そうだ。
私には、
彼らがまぶしくて、仕方がない。
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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!