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まるごと先生 #センセイのキャリアはすべてつながっている
フェイスブックグループ(以下FBG)の「グループ名」と「中身」を変更します。
グループ名は「Unlearn Teachers」から「まるごと先生」へ変わります。
www.facebook.com/groups/marugotosensei/
「Unlearn Teachers」は、「従来の学校教育のあり方や教師のふるまい方を見直す」方向で記事の投稿をしてきました。結果として、教師に対して批判的な記事を連ねることになりましたが、メンバーの方々の「いいね!」に支えられ、どうにか続けてこれました。
「教師はアンラーンしなければならない」という考え方は、10年以上ずっと変わっておらず、今後の発信内容も同様の路線を引き継いでいきます。
ただ、発信を続けていくにつれて、私自身の考えは、予想通りひとつの地点に収束していきました。それが「教師のキャリアを広い視点で支える」というものです。
いまさらですが、キャリアとは人生そのものです。単に「仕事上の成功」を指してはいません。あなたの人生を取り巻くすべての要素が複雑に絡み合って、あなたのキャリアを形成しています。
つまり、私たちが考えるべきことは、「仕事」に限定されないということです。
特に考慮すべきは、「教師にとって仕事とプライベートは地続きの関係にある」という点です。
少なくとも私にとってはそうでした。教師という仕事が内面化されるにつれ、私生活においてもどんどん「教師らしく」なっていきました。私の言動はすべて「教師であること」からスタートしています。私の私生活を教職から切り離して取り扱うことは不可能です。
すると、新たな視点が見えてきます。「教師は生き方そのものが職業の特性によって色濃く影響を受けている」。だったら、特定のトピックについて論じるだけでなく、教師の人生全体を網羅的に発信する方が理に適っているんじゃないか。何より、その方が個々の事柄に対する捉え方や問題解決につながるんじゃないか。
そう感じたんですよね。
同時に、多くの教育関係のFBGを眺めていて思ったことがあります。
既存の教育関係FBGには、いくつかの特徴があります。
✔特定の教育問題改善に向けた発信をしている。生徒のサポートはもちろん、教員の待遇やスキル習得などを含む。
✔教育論を展開する。個人の思い入れに基づいて「べき論」が展開される。
✔「偉い先生」のコンテンツを何らかの形で配信する。
✔批判や愚痴を言い合う。Xでよくみられるケース。
FBGは、「比較的はっきりした方向性を求心力としたコミュニティ」です。どんな人が、どんな目的で集まっているのかが明確であることが望ましい。
結果として、それぞれのコミュニティの志向するものは、限定的なトピックに特化されます。
わかったのは、「私がやりたいのは特定の問題を採りあげて扱うことじゃない。仕事と不可分の関係にある私生活やセカンドキャリア展望をひっくるめた、教師のキャリア全体を俯瞰したいんだ」ということでした。
教師は、仕事から得られるアイデンティティそのものがキャリアに大きな影響を与える仕事です。それが嫌なら教師を辞めるしかありません。
同時に、私生活が仕事に与える影響もはかり知れません。その日1日を明るい気持ちで教壇に立てるか、私生活の余波を生徒にぶつけるかは、あなたの過ごし方次第です。
だったら開き直った方がいい。
分けられないものを分けようとしても、無駄な労力を費やすだけです。
以上のことから、本FBGは「まるごと先生」に改称することにしました。
目的は、「教師のキャリアを俯瞰的に捉えることで、教師人生の愉しさを再発見してもらうこと」です。
メンバーの条件は「教師であること」です。退職した方でも構いません。教師を目指している方も歓迎します。
投稿記事は、どんなものでも構いません。仕事でも私生活でもリタイア後の展望でも、すべてOKです。教師であるあなたが投稿することに意義があります。
ただし、次の1点だけは守ってください。
✔特定の人物や機関等に対する誹謗中傷をしない。
言いたい放題の掲示板のような役割を持たせたくないので、誹謗中傷は謹んでお断りします。あった場合は投稿記事の削除と投稿者の除籍を行います。
また、FBG上で教育論を戦わせるのはお勧めしません。私は相手を論破することに価値を感じていないので、「そういう考え方もあるんだな」程度で収めてくれる方をメンバーにしたいと思います。相手を責めないのであれば、ご自身の主張を述べるぶんにはまったく問題ありません。
従来のメンバーの方はそのまま在籍していただいて構いません。もしグループの方向性が合わないようであれば、お手数ですが脱会手続きを各自でお取りください。今までのご愛顧に感謝します。
趣味の話でも、孫が遊びに来た話でも、今日の雑感でも、感じたことを感じたままに書いてください。内容に(つまり私たちの人生に)優劣はありません。「いいね!」がつこうとつくまいと、そんなことはあなたの考えが支持されていることとまったく関係ありません。
それよりも、この機会を「発信する練習」にしてください。私は以前、毎日メルマガを投稿していた時期がありました。わずか100日間だけですが、リタイア後のキャリア構築を考えるうえで大いに勉強になったと思っています。
教育の課題は、学校の中だけで解決することはありません。
仕事の問題への解決手段は、職場の外にあります。逆も然り。
キャリア全体で向き合うと、課題解決への糸口が見えてきます。
人生は、多くの要素が思わぬところでつながっているものです。
人生は、矛盾に満ちている。これが初期設定です。だから、「矛盾をすり合わせるプロセス」について考えることが必要です。
人生は、「部分最適」では乗り切れない。全体像を見渡すことができてはじめて、部分最適に踏み込むかどうか決めてください。
あなたが教師なら、人生まるごと引き受けてみるところから始めませんか?
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「まるごと先生」はこちら。
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