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「20年限界説」と「45歳定年説」 #センセイを捨ててみる。
一生のうちに、ある物事に打ち込む。
そのとき、それには消費期限があるといいます。
野球でよく言われるピッチャーの《20年限界説》もそのひとつ。
高校野球で優勝するようなエースは、おおよそリトルリーグからシニアリーグを経て名門高校に入る。そして、1年からエースとして活躍する。ドラフト1位でプロに入団し、1年目からローテーションに入る。
すると、プロに入って10年を迎える手前で、すでに腕は限界に達している。小さい頃から投げつづけ、肩も肘も筋肉もポロポロになっている。
そういう話があります。
怪物・松阪も、メジャーに行ったときにはもう腕のピークを迎えていたのかもしれません。大谷くんも2度の手術は、そうだったのかもしれません。
野茂が永く投げられたのは、遅咲きだったからと言われています。野茂は高校までソフトボールをしていて、大学から野球をはじめたのでした。
それで、なにが言いたいのかというと、
ひとつのことに従事したとき、すべての仕事に20年限界説があるのだとすれば、一生のうちには本気で打ち込む仕事を2つないし3つ用意したほうがいい
という仮説が立てられます。
あるいは、ひとつの仕事のなかにも、いくつかの専門分野を渡り歩く必要があるということも考えられます。
ようするに、変化を余儀なくされたときには、おそれずにその流れに身を任せ、チャレンジするといいと思います。
ただし、一生懸命やってこなかった実感や背徳感がある場合には、この説には当てはまらなそうなので、心配いりません。
まずは、今の仕事をまっとうするといいです。
そうすることで、やがて次の道が開けてきます。
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大卒後、すぐに教師になった場合、40年前後、教師であり続けることになります。
ひとつの仕事に40年従事する。
長いですね。いわば「職人の世界」です。
この「職人性」が、いい方向にもよくない方向にも作用します。
デメリットの方が大きいと言うつもりはありませんが、「よほど締めてかからないと、職人性にやられてしまうよね」、とは思います。
その意味で、《20年限界説》は、納得感があります。
以前、サントリーホールディングスの新浪剛史氏が言った「45歳定年説」は、考え方として私にはとてもしっくりくるんですが、それは「45歳」を「人生設計の適齢期」と考えている点にあります。
生きていれば、10年で1回くらい、大きな「ヤマ」があります。20年なら2回。
新採用から2回、大きなヤマ場を乗り越えた頃に《20年の節目》を迎え、同時に「45歳」になる。
あなたはこの時点で、最初の「定年」を迎えます。
もしそこからさらに教師を続けようとするならば、「次の専門分野」を切り開いていく必要が出てきます。
あるいは、人によっては異業種に飛び込むケースもあるでしょう。
いずれにせよ、20年、ひとつの仕事に打ち込んだら、次のステージにシフトチェンジするのは”自然”だと言わざるを得ません。
私たちの人生には日々いろいろなことが起こり、その影響を受けながら微調整を繰り返していくのが人間ですから。
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例外は、「一生懸命やってこなかった実感や背徳感がある場合」ですが、この点については心配いりません。
私は30年以上教師をしていますが、手を抜いたり、いい加減な気持ちでこの仕事に取り組んでいる同僚を、見たことがありません。
次世代の成長に伴走するこの仕事は、日々自分の至らなさを痛感しながら、高みを目指す姿勢が不可欠だからです。
ですから、あなたが教師なら、自信をもって。
そして恐れずに、次のステージに進んでいきましょう。
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