
教師のキャリア像を示せ #センセイを捨ててみる。
これはビジネス的に言えば、
《B2B2C》です。
協会 ー 歯科医院 ー 歯科衛生士、歯科助手 ー 患者
という関係性です。
歯科医師に喜ばれ、
スタッフに求められる協会にすることが、
目指すコンセプトです。
「これ」の指す内容がわからなくても、大丈夫。
本メルマガの主旨は、
協会が会員に資格取得を促すためのボトルネックは何か?
という問いへの答えです。
私自身は、「学校教師のキャリアに伴走する協会」をつくりたいと考えているんですが、なかなか難しいです。
学校風土や組織を変えるよりも、教師自身を変えた方が早い。
そうすれば、教師から直接影響を受ける生徒も、新たなキャリア観を育める。
つまり、「個人」に対するテコ入れを優先順位として高く設定しているんですが、「教師がキャリアを追求すること」は、基本的に「学校教育の望ましさ」とのズレがいまだに色濃く残るんです。
現状は、「教師の待遇を改善することで、今まで以上に学校教育に打ち込んでもらいたい」という思惑や雰囲気が強く、「教師自身のキャリア構築」まで視点が向けられていません。
「待遇をよくするから仕事に励んで」という方向性は、教師にはあまり効きません。なぜなら、教師は「待遇」によって力を出したり引っ込めたりしないからです。
自身の描く理想に向けて、生徒を牽引する。
それが多くの教師にとっての生き方だからです。
歯科衛生士や歯科助手に、協会の会員になってもらいたい。
そして資格取得を経てさらに専門性を高めていってほしい。
その時、協会にとってのボトルネックは、「歯科医院、歯科医師」です。
つまり、衛生士や助手が勤める医院や、その医院を経営する歯科医師に対して資格の価値を訴求することが肝要になります。
ならば、「教師のキャリアに伴走する協会」を作り、活動を活性化させるためのボトルネックは、「教育委員会」ということになるでしょう。さらに「文部科学省」のニーズも視野に入れたうえで、「教師にとってキャリアを考え続けることがどれくらい大切なことなのか」を伝えていく必要があります。
今は、「教職離れ」が加速している時期。
教師がキャリアについて考えることは、不可欠であるし、不可避です。
私が考える最短距離は、文科省なり教育委員会なりが、ひとりひとりの教師に対して「キャリア像」を示すことです。
それは自然で、柔軟で、個々の教師の力を開花させ、「この仕事をやってよかった」と思わせるような、そんなキャリア像であってほしい。
リーダーがキャリアを動機づける時代がやって来ました。
そして私たちひとりひとりも、自身のキャリアを真剣に考える時代が。
最初に戻りましょう。
歯科医院における最終受益者は「患者」でしたね?
公教育における最終受益者は、「生徒」です。
教師であるあなたが、自身のキャリアを考えることは、最終的にあなたの生徒の成長につながります。それを忘れないでください。

プロフィール
〇著書(Amazon Kindle)
①『先生note 1st』
https://x.gd/683zY
②『先生note 2nd』
https://x.gd/QrQPW
③『脱常識!初任研では教えてくれない、
新採用の先生が生き延びるためのルール11選』
https://x.gd/KpZdO
④『学校の先生のためのキャリア構築ガイドブック完全版』
https://x.gd/rlgul
⑤『次世代型教師を目指せ1』
https://x.gd/ZKRKw
⑥『次世代型教師を目指せ2』
https://x.gd/YV5FG
⑦『次世代型教師を目指せ3』
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〇現役高校教師
〇心理学修士(学校心理学)
〇オン&オフラインセミナー講師
〇一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了
〇NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/
〇協会ページ
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