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今が、その時。 #センセイの価値を再認識してみる。

「遅効性」の愛情があったから今の私がいるんだって思えると、感謝の気持ちが湧いてくる。
                             風間 暁

2023年12月17日 朝日新聞デジタル

風間さんは、こんな人。

かざま・あかつき 1991年東京都生まれ。文筆家。NPO法人ASK認定依存症予防教育アドバイザー。保護司。
自らの経験をもとに、依存症や逆境的小児期体験(ACE)の予防啓発、講演や政策提言を行う。
10月、初の単著「専門家と回復者に聞く 学校で教えてくれない本当の依存症」(合同出版)を出版。分担執筆に「『助けて』が言えない 子ども編」(日本評論社)など。

教師には、「即効性の愛情の行使」が求められます。

目の前で困っている生徒をほっとくわけにはいかない。
この生徒とは、数年間しか向き合えない。

効き目があるかどうかは別にして、
教師はさまざまな形で愛情を注ぎます。


ただ、それにしてもうまくいかないことが多かった私。

どんなふうに働きかけると、愛情を感じてもらえるんだろうか?
長い目で見た時に、即効性の愛情をかけることは、本人のためにはならないんじゃないだろうか?

その悩みや心配事が一見すると表層的に映ったり、
自身の経験と照らし合わせて軽重を判断したりすると、
とたんに、差しのばすべき手を引っ込めてしまう。

余計なことを考えてしまう。
頭で判断してしまう。

だから、やらないことが多かったと思うんです。


そんなこともあるせいか、
風間さんのように「遅効性の愛情」に価値を見出してくれたりすると、
過去に何度も逡巡したことを、言葉をかけようとしてかけられなかったことをいったん脇に置いて、
今目の前にいて助けを求めている生徒に対して、あらん限りの即効性の愛情ある言葉をかけようと思うんですよね。

遅効性の愛情の価値を信じて言葉を選ぶことはあまりにもおこがましくて、自己欺瞞的な行為だと思うんです。

単純に、もっと素直になればいい。

即効性の愛情と、遅効性の愛情。
あなたが与えたいのは、どっち?
そして、あなたが受け取りたいのは?


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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!