教師の特権 #書かずにはいられない
たったひとつのシーンに何度も涙した映画。
2016年公開 ちはやふる 上の句
同 ちはやふる 下の句
2018年公開 ちはやふる 結び
この映画があなたにもたらすのは、
✔言葉の力を信じようという気持ち
✔生徒にコミットしてみようという気持ち
✔自分の仕事がもっと好きになる
私は基本的に邦画を観ません。
ですが、例外的にこの映画は押します。
3本すべて観てはじめて、登場人物の思いがあふれ出す。
観てくれたあなたには、最高のカタルシスを保証します。
もし、残念なことにあなたがこの映画を観られなかったならば、せめて登場人物からのメッセージをプレゼント。
素晴らしいストーリーを決定づけるのは、いつも「言葉」なんです。
太一は気づきます。
東大医学部に合格するために、かるたを捨てた。
親友同士の三角関係にケリをつけるために、かるたを捨てた。
受験勉強を言い訳にしてかるたから離れれば、
友情を壊すことなく、
親友と対立することなく、
大切な人たちの思いと夢を祝福できる。
でも、それは「逃げを打っていた」だけだった。
自分は、まだなにひとつ勝負していない。
自分を支えてくれた人たち、
自分が目指す人たちが懸けてきたものは、
生き方そのものだったこと。
太一は決勝戦の会場へ走り出します。
団体戦の決勝戦で太一が臨む相手は、恋敵であり、親友。
肝心な場面でいつも「大切なもの」を手にすることができなかった太一は、自らを鼓舞します。
そんな太一が、初めて「それ」を手にした瞬間です。
受験を超えて
友情を超えて
恋のその先にある思いに気づく。
気づかせてくれたのは、
人生の節目にそばにいてくれた「恩師」たちでした。
太一が優勝を決める最後のひと札を取る直前、彼らにかるたの楽しさを教えてくれた先生は、病室で決勝戦のTV中継を観ながら、こうつぶやきます。
(君が今まで「大切な何か」を手にすることができなかったのは、運命のせいじゃない。運命を必然に変えるんだ。君は、それだけのことをやってきたんじゃないのか?)
そう。太一は「それだけのこと」をずっとやってきました。
好きな子が心から愛するかるた。
太一はずっと、その子のためにかるたを続けてきました。
「好きな人が好きなことを好きになる」
これは愛の究極と言えますが、優勝が懸かった大一番で、太一は初めて、「自分の人生を切り開くために」かるたを取ると決めました。
大好きな人と同じ景色を見るために、かるたを続けた太一。
彼は、好きな人の向こうにあるかるたと、ずっと向き合ってきたんです。
最後の札を読み上げるために、読手が口を開いた瞬間、太一を含めたチーム4人全員が、「しのぶれど」の札を取ります。その瞬間は、あまりにも劇的過ぎて、言葉ではうまく表現できません(この場面、何度見ても泣けます。時が止まる瞬間を、ぜひ動画で味わってください)。
この映画には、大勢の「主人公」がいます。
主役と脇役の区別がない。
誰もが、自分の人生を背負って生きている。
その姿勢に触れていると、「大人」であるはずの私は、大人ではなかったことに気づかされます。単に歳を取るだけでは、大人になれないことに。
代わりに私たち教師ができることは、
10代の若者に、情熱を傾ける環境を用意すること。
そして、彼らが変わる「節目」に居合わせること。
それは教師の義務であり、特権です。
〇NPO法人共育の杜メルマガ
【教師のキャリアは俯瞰力が9割】(毎週水曜配信)
1,000人以上の方が読んでいます。登録はこちら。
〇個人メルマガ
【X days left:退職まで、残りX日】(毎日配信)
100人以上の方が読んでいます。登録はこちら。
〇現役高校教師
〇心理学修士(学校心理学)
〇オン&オフラインセミナー講師
〇一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了
〇NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/
〇協会ページ
https://t-c-m.my.canva.site/
〇ブログサイト
https://sensei.click/
〇ポッドキャスト(Spotify)
https://open.spotify.com/show/2pCy8yUiGRk3jKoVJo72VF
〇note
https://note.com/harukara1968
〇FBコミュニティ
https://www.facebook.com/groups/unlearnteachers
〇udemy
https://www.udemy.com/course/kqfpehod/