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「Figmaに触る会」をした

先日、社内で「FIgmaに触る会」をした。目的は部内のメンバーに「Figmaお金払う価値あるので、まずはその凄さを伝えさせて」という感じのものだった。

布教活動

私が所属する電機メーカーのデザイン部門では、今はadobe XDがスタンダードになっているけど、それをFigmaに変えていきたいとこっそり思っている。

なお、Figma自体はみんな知っているようで、だけど使ったこと無いって人がうちの部署では多そうだった。

そこで、まずは部内の会議で「Figmaをなぜ選ぶのか」をスライドとスクショを交えて話をして、Figmaの存在感をアピールした。

ただ、こういうツールの話をしてると思うけど、やっぱり自分は「ツール自体」が結構好きなのだと思う。逆に言うと、自分が使いたい!と思っても皆んながそうなわけではない、という事でもある。業務でUI作る頻度も人それぞれだしね。

実際、説明後にFigmaを自発的に使ってくれる人や、使い方を聞きにきてくれる人もいた。しかし、共同作業することにもメリットがあるFigmaはそういう「使う人、使わない人」があまりにバラバラな状況はチームパフォーマンスとして微妙に思えた。

また、良くも悪くも4月末からFigma仕様変更で、有料プランでないと運用上の問題も出そうだったので、これを機にちゃんと「チームでFigma使いたいです」と宣言して、そして、そのために皆が使いたいと思えるよう「Figmaを触る会」をしたのだった。

Figmaに触る会.fig

この「触る会」はXDなどデザインツールを使った経験がある人を対象とし、終了時には「これXDより良いのでは?」「心配してたことも大丈夫だった」と思えることをピンポイントで訴求するのが目的。

ネットを見てるとXDより良い100の理由、みたいなのもあるけど、それを厳選しつつハンズオンできるよう教材化してるものを探していた。が、そういうのがなく結果自分で作った。

このFigmaファイルは、4部構成。

まずは準備。

onboardingページは事前の準備タスクです。このページをプロトタイプモードで対象者にシェアします。書いてあることは、アカウントを作ってもらう、figma mirrorインストールしてもらう、などを本番でやることの簡単な準備です。

そして本番。

自分はVCと自分のデスクトップを画面共有して進めました。

introductionページは、この会の目的を伝えるページ。私は有料プラン移行も重要だったので目的にもそれをいれていますが、魅力伝える、だけなら削ってもいいかも。

handsonページは、introduction終わって、ついにハンズオンするページ。注意点としては、「それをどう操作するか」はあまり書いてなく、いじる素材と「できること」だけ並べている感じです。ので、講師役の人はこれを元に画面共有とかしながら自分で操作し、それを参加者がフォローする形で進めることを想定しています。

plansページは有料プランを説明しているページです。有料と無料を併用した使い方も書いています。弊社の場合ではある程度実用的で、Figmaサポートに問い合わせて21年4月末以降もこの方法なら使えることを確認済み。これを説明してるWEBも結構あるけど、自分の所属する組織にあわせてチーム名とか変えて丁寧に説明するのは地味に重要だと思う(部門のお財布を使う場合)。

当日、テキストチャットが使えない社内vcツールを使ってしまい、わりと自分が一方的に喋る感じなって心配だったけど、終わった後で色々聞かれたり、有料プラン移行はできそうになったので、とりあえずよかったと思っている。

変わることに、怯えない

正直、Figmaが今後10年現役ですか?と言われたらNOな気がする。

だから、もし来年とかにすごいツールが出てきてしまったらどうしよう?と思う事もある。

だって、せっかく部門でお金払ってもらって、みんなの貴重な時間もらって操作覚えてもらったのに、もうFigma終わったの?って思われちゃうよなとか、心配になる。

だけど、新しく作っているUIでもサービスでは「今までそうだからって変えないのはよくない!」「まずは試してみます!」なんて言ったりする事もあるけど、すごく身近で自分に影響することだと、意外と臆病になってることもあるんだなと思った。

「やってダメだったら考えるか」という無責任なスタンスも、もう少し大事にしていきたい今日このごろ。

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