細胞のはなし。(高校レベル)
こんにちは、はるかなです。
前回は、中学校で習う細胞のつくりやはたらきについてお話していきました。
今回は、高校で習う細胞のお話をしていきたいと思います!
前回の復習
まずは復習から。
中学では細胞について、
生物のからだをつくる多数の部屋のようなもので、すべての生物のからだの構造やはたらきの基本単位である。
と、習ったと思います。
そして、以下のような細胞の構造を覚えましたよね?
動物細胞と植物細胞では、共通している構造と違っている構造があることも学びました。
前回の記事はこちらからどうぞ↓
では本題に入っていきますね!
高校で習う細胞のプロフィール
中学校では基本的な構造やはたらきを学びましたが、高校ではより細かい構造を覚えます。
また、中学校では出てこなかった「原核生物と真核生物」という概念も登場します。
では、まず動物細胞と植物細胞についてみていきましょう。
☆動物細胞と植物細胞
構造は以下のようになっています。
中学校の方と比べて構造がいっぱいありますね笑
○共通しているつくり
・細胞膜
細胞質を包む膜。細胞内部と外部を区別する。リン脂質二重膜構造をしていて、細胞内外の物質のやりとりの調節を行う。
・細胞質基質(サイトゾル)
細胞質を満たす液体部分。酵素やいろいろな物質が溶けている。
また、網目のように微細な繊維状の構造が張り巡らさせていて、他の細胞小器官をつなぎ止めている。(細胞骨格)
・核
核膜、染色体、核小体、核液からなる。
非常に薄い膜である核膜に包まれており、内部は核液で満たされている。そして、そこには染色体と核小体が浮かんでいる。
・ミトコンドリア
呼吸を行う細胞小器官。すべての真核細胞に共通している。内外の二重膜構造からなる。
・リボソーム
遺伝情報に基づいてタンパク質を合成する。
・粗面小胞体
多数の長い袋が積み重なって見える。細胞質で作られた物質の輸送路の役割をする。(=小胞体)
その中でも、表面にリボソームがたくさんくっついているものを粗面小胞体と呼ぶ。
・滑面小胞体
多数の長い袋が積み重なって見える。細胞質で作られた物質の輸送路の役割をする。(=小胞体)
その中でも、表面にリボソームがついていないものを滑面小胞体という。
・リソソーム
細胞の不要になった物質を分解するはたらきをする。中には加水分解酵素を含む。
・ゴルジ体
扁平な袋が重なった形をしている。細胞内から細胞外に分泌する物質の合成と貯蔵するはたらきをする。
○植物細胞にしかない構造
・細胞壁
細胞膜の外側に存在する。主成分はセルロース。植物のからだを支える役割がある。
・液胞
細胞の活動によってできた不要な水やグルコースなどを貯蔵する。
・葉緑体
光合成を行う細胞小器官。ミトコンドリアと同じで、内外は二重膜構造からなる。
これは、中学で習うことと一緒ですね笑
○動物細胞にしかない構造
・中心体
細長い棒状の構造。動物細胞の細胞分裂の際に、紡錘体と星状体形成の中心となる。
鞭毛の形成にも関与する。
高校で習う、細胞の構造はこんな感じです!
なかなか長くなってしまいましたね。
それだけ、高校では深く学び、知っているとカッコイイことを知ることができる、ということですね!!!
でも。
まだあるんですよ、高校で習う細胞のお話は。
それが、真核細胞と原核細胞というものです。
☆原核細胞と真核細胞
これまで紹介してきた動物細胞と植物細胞(と菌類および原核生物:下図参照)は真核生物(eukaryote)と呼ばれ、その細胞は真核細胞と呼ばれています。
しかし、その細胞の構造が動物細胞とも植物細胞とも異なるものがいます。
それが、原生生物(prokaryote)と呼ばれる生物です。
大腸菌などの細菌類たち、モネラ界(下図参照)に属する生物です。
原核細胞は以下のような構造をしています。↓↓
見てわかるように、真核細胞と比べて簡単なつくりをしていますよね?
原核細胞の特徴は、
・核が存在せず、DNAがむき出しのまま細胞質基質に浮かんでいる。
・細胞小器官もリボソーム以外は発達していない。
という点です。
このような違いがあるのは、下図にあるように生物は進化してきたためであり、大昔からいる原核生物は真核生物に比べて簡単なつくりをしているのです!
今回はここまで。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
次回もお楽しみに。
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