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胎内記憶の活動もしている
みおちゃんから教えてもらった。
「子どもはお腹に宿ったことが
【この世に生まれた】と思っていて、
よろこんでるんだよ。」
そうか。
生まれることができなくても、
私たちに大きなメッセージを
残してくれているもんね。
✴︎
実はわたしは21歳の時に中絶をした。
その時付き合っていた彼氏の子だ。
それはかなり早い段階で気づいた。
ぜんぜん体の感覚が違ったから。
おっぱいも張るし、
匂いにも超敏感になるし、
たばこを吸ってたけど、
たばこの匂いがだめになった。
そしてサイコロチョコをめっちゃ食べた笑
止まらなくなった。
4週目とか5週目とかだったんじゃないかな。
少し悩んだけど、
その時の彼氏と20年後に
一緒にいるイメージが湧かなかった。
(きっと私が一人で育てることになる)
そう思った時、
この子も私も周りもしあわせに
生活できる自信がなかった。
だから自分で決めた。
生まない、と。
中絶を決めてから中絶するまで
何日間かあったんだけど、
それまでの間、超超超しあわせだった。
きっと男の子だったと思う。
そう確信がある。
赤ちゃんとずっと一緒にいれて、
あーわたしひとりじゃないんだなぁ、
守って応援してくれてるような感覚もあって、
本当にたのしかったのを覚えてる。
その数日後にはお別れすることを決めてるけど。
私は一人で産婦人科に行った。
相手には迷惑をかけられないって、
めんどうな女になりたくないと、
騒ぐこともわめくことも嘆くこともしなかった。
中絶費用をすすきので
受け取ったのを覚えてるな。
相手は車の中で、
窓からお金が入った封筒を
外にいる私に渡してきた。
「サンキュー」って感じで受け取った。
とにかく重たくしたくなかったんだなと思う。
手術の日。
1人で産婦人科に行った。
3.2.1で麻酔が効いて、
目が覚めた時、
看護師さんに
「手術はまだですか、、、?」と聞いた。
「もう終わりましたよ。」と言われた。
知らないうちに終わってた。
目がぐるぐる回って、
酔って、
すんごい気持ち悪くて、
起き上がれなかった。
起き上がれなくて数時間経った。
そしたら看護師さんに、
「もうそろそろ帰っていただかないと、、、」
と言われた。
中絶手術は日帰りだからね。
雪が降る中、
私はふらふらになりながら、
地下鉄の駅に向かって歩いて帰宅した。
その子とのお別れが悲しい
という気持ちはその時感じることはなかった。
だけど、むなしさがあった。
なにしてるんだろ、と。
中絶後、ホルモンバランスが崩れたのか、
アトピーが一気に悪化して、
全身がぐじゅぐじゅ状態になった。
彼氏にも見せられない体になった。
あぁせっかく来てくれた赤ちゃんを
自分たちの勝手な意思で生まない選択を
したからバチがあたったんだと思った。
数ヶ月後、
その彼氏は他の女と浮気をして、
別れることになった。
別にその彼氏は悪くない。
私もその彼氏には当時彼女がいたのに浮気して、結果奪ってしまったから、
そんな事になったんだなぁと思った。
私は赤ちゃんが本当に好き。
街で赤ちゃんがいると
必ず目で追いかけてしまう。
中絶した時、悲しくて泣くってことはなかった。
だけど振り返ってこれを書いてる今、
涙が止まらなくなっている。
会いたかったな。
あの数日一緒に過ごした男の子に。
私の遺伝子が入ってるその子に。
そしてやっぱりその彼氏は
20年以上経った今、隣にはいない。
私の予想は大当たりだ。
これから、
私のことを大好きな男性に愛される。
その人に会える未来がある。
まだ子供も産めるかもしれない。
同じ子が来てくれる可能性もある。
人生はどんな時も今が最高だと思う。
過去の自分が今に連れてきてくれている。
色んな経験を経て、
しあわせな今に導いてくれている。
同じような過去に苦しんでる人へ。
赤ちゃんはお腹に来た時点で
よろこんでたみたい。
悲しんでるのは赤ちゃんじゃなくて、
あなた自身。
悲しんでるのは
産めなかった
産まなかった
その根本にあるみたい。
自分の心の中にあるそれを
見つけてあげよう。