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フォトグラファーで溢れている今なのに。
私がカメラマンになってから、何と12年が経とうとしている!!!出産とかでブランクはちょこちょこあるけど、ちょっと自分でもビックリな数字。
や、なんかババアなんだなってビックリしたのもあるよ。笑
建築系の大学に入ったはいいものの勉強に全然ついていけず夢は断念…ラジオが好きすぎてADになってみたはいいもののキツすぎて断念…
もちろん両方ともにやめてしまった理由は他にもあるんですが、何を言ってもいいわけみたいになっちゃうね、やっぱ嫌になっちゃったんだと思う。
それでポワポワしながら何となーく「ブライダルの世界って華やかでいいなあ」とブライダル業界に入ったのがきっかけでした。ブライダルフォトグラファーって言ってみたい。っていう何ともアホな動機で。
「ハルカさんは何でカメラマンになったんですか?」ってキラキラの目でお客様(お嫁さん)に聞かれたりするけど「ヨコシマな理由ですw」と答えてしまう私。
「昔、おじいちゃんが写真が好きだったんです。そのカメラを貰ったのがきっかけでした(遠い目)」とか言ってみたかった。
なぜ飽き性の私が12年も続けてこれたのか?
奇跡的に面接に合格して(!)ヨコシマな理由で大手ブライダルフォト会社に就職できた私。採用して貰ったはいいけど一眼レフなんて触ったこともなければ結婚式なんてまだ列席もしたことが無いという若輩者だったので当時はど叱られておりました。
でもなんで辞めなかったかっていうと
「人の心が動く瞬間」にゾッコンになっちゃったから。
これはもしかしたらブライダルを撮ったことのあるカメラマンにしか分からないかもだけど、
そこにいる人それぞれの想いを想像しながらファインダーを覗くと、自分の心の中に今まで無かった感情とか景色とかが見えるような。。。
語彙力が無すぎてうまく言えないけど、人として成長させてもらえてる様な気がしています。
そんな婚礼写真をこよなく愛する私はきっとこの先もずっとブライダルフォトを撮り続けていくと思います。
あ、呼んでもらえる限りやけど。
こんなに写真を大事にしてもらえて感謝してもらえるお仕事はきっとないから。
お客様から貰ったお手紙や写真たちは私の宝物です。
プライベートでも仲良くしていただけたり
職場まで押しかけてメダカ飼ったり。
「はるちゃんって本当に人が好きなんだね〜」なんて言われますがこの職業についてからです。
暗くは無かったけど、前はめっちゃ人見知りだったし捻くれ者でしたw
人の心の中まで想像する様になったからなのかな?
大人の事情で式場係の写真は載せれないけどお客様と一緒に撮った写真たちも宝物
いつも支え、刺激をくれる仲間たち。私をゼロから作ってくれた会社なので、呼んでもらえなくなるまではこの身を捧げようと思っています。
(後ろの看板は全然関係ないよ
ツアー風に撮ろうってなっただけです笑念のため)
とは言え、ブライダルフォトグラファーとしてだと新郎新婦さんにしか出会えない訳で。
私はブライダルフォトに12年間身を捧げてきた結果、
「気持ちを想像して、ストーリーとして写真におさめる」という技術が身に付いていました。
この「ストーリー仕立てで表現する」というもの。
「家族の日常の数時間」を「結婚式の一日」の様に撮ったらどうなるんだろうか?きっときっと残しておきたい感情や、その時感じている空気や匂い。そして、目で見るのとは違う表現ができるのかもしれない。
幸いフリーランスフォトグラファーなのでそこは自由に動けます。婚礼写真を続けつつ自分で新しく撮ってみたい被写体を撮ることにしたのでした。
右向けばカメラマンっていうくらいにフォトグラファーで溢れかえっている今でも尚続けたいと思うのは、きっと私じゃないと撮れない写真があるはずだから。
インスタ映えする訳でもない
キラキラふわふわしているでもない
でもその人の暮らしぶりやその日の想いが詰まった写真。
12年そこらではまだまだ撮り足りないのね。飽き性な私だけどきっとやめられない止まらない。
長くなっちゃった。もし最後まで読んでくれた方がいらっしゃったら心からありがとうございます!ハグハグです!
またよろしくお願いします。