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Tableau×経理 ~経理部を攻略せよ~

Excelどっぷりの経理。Tableauを使いこなす潜在力を有しているものの、色々な事情があって腰は重かったりします。
そんな経理が動かざるを得ない状況を作り出して、Tableauを使える環境を作っていく、これはそんなお話です(現在進行形)。

導入のハードル

ヒト

事務職、中でも経理パーソンは概して保守的です。(というか、保守的な考えもっていないと経理では色々困ります)。新しいことをしたい、何かを変えたい、といった場合、トップ主導でない限り、賛同してくれる上司がいないとなかなか実現が難しいです。

モノ

経理は息をするように(?)Excelを使います(そうであって欲しい、という願望込みです)。Excelでできるのに、VBAをつかえばたいがいのことはできるのに、わざわざ有料ツールを試すにはそれをするだけの理由が必要です。

カネ

経理は経費抑制を全社的に伝える立場にあるので、自分たちの経費はほんとーーーに、厳しい予算にしています。冗費は皆無、決算期は自腹で会社の近くにホテルをとったり、自腹でタクシーに乗ったりします。

機を逃さない!

外圧

今回、DATA Saberにチャレンジする中で、組織でコミュニティポイントを稼ぐ必要がありました。全社的には無料ツールのL●●kerや別のMAツールの習熟にリソースを割いている状態だったので、古巣(現在、公募でDX関連部署に異動中)の経理を最大限活用しなければならない状況でした。

大容量データを扱いたい

21世紀の石油、と言われるように、詳細なデータで精緻に分析したい、という考えを持つ人が増えてきました。ただ、経理だとまずはExcelでやろうとするし、これまではそれでもできました。しかし、Excelは数万、あるいは十数万行くらいからは構成をうまく作らないと重くて使い物になりません。大容量のデータを簡単に扱えるツールが必要になってきました。

予算作成のタイミング

予算を作成する時期になると「実績見込み」を作ります。予算の未消化がある場合、来期の予算を減らされないように予算消化を考える人たちが出てきます。そこで利害が一致します(笑)

人手不足

どの会社もいよいよ人手不足が顕在化してきたのではないでしょうか。人が減っているのに同じ業務量で回していたらとんでもない残業時間になります。経理は各種収支表作成、前年比の差異分析など、1つダッシュボードを作れば応用できる範囲がとても広い(ハズ)です。
また、Excelの使い手は多いですが、VBAやPowerQueryなどの使い手はあまりいません。SEもどきの経理パーソンの後継者はそう簡単には育成できないので、Excelのピボットテーブルみたいに使えるツール、であれば導入の心理的なハードルも下がります。

あてはめ

  • 予算作成の時期に(実際にはその少し前から)

  • DATA Saberチャレンジの一環として

  • 人手不足で困っている経理の

  • 大容量のデータを扱えず困っている

  • 経理部のマネージャー(2人)に

  • 他部署の予算を検証名目で使えますので

  • Excelのパワーアップ版のようなTableau導入しましょうよ

と、積極的に売り込みました(笑)

裏では、部内の予算執行状況をチェックして実績見込みが足りなくなることは把握していたので、数か月前くらいから上司にPRを続けてました。同時進行で経理にもPRしていて、

  • 対DX:「経理にもDXさせましょう」

  • 対経理:「こんなツールあるんですよ」

  • 対DX:「経理にDX必要ですよ」

  • 対経理:「このツールでExcelっぽくこんなことできるんですよ」

  • 対DX:「経理は新しいツール活用に関心あるようです」

  • 対経理:「検証名目で予算出してもらえないか聞いてみますよ」

  • 対DX:「経理側で推進するチーム作ってくれそうです」

  • 対経理:「申請するためにしっかり検証する体制つくりましょう」

  • 対DX:「検証の準備が整いましたので申請させてください」

2~3か月くらい?の準備期間を経て、先日、ようやく検証ライセンスを付与してもらって、もうじき正式な見積をもらう手筈です。

勉強会やVizのアイデアなど、まとめられる範囲で書いていこうと思います。

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