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絡まりと並存の絵画のためのスタディ(日々更新される)

 私は思考や感情の動きや絡まりをテーマとして美術作品を制作している。それはだいたい絵であったり装置のようなインスタレーションだったりする。そのような制作をしていると日常にふと見つける、いろいろな関係性が自分の制作に結びついて見えてきたりする。
 日常の中で見つける主に植物を撮影した写真と、それぞれの事例をメモとして日々並べて行くことを試みる。その他思考と気持ちの澱のようなものを、絡まりと並存としてメモする。(2024.8.19〜)

《霧、曇天、絡まる蔦、掴めない手・靄、動かない形 / 自分の毒 : 安全な距離ではいられない》部分(2024)

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2024-09-19
低気圧でボロボロになり睡眠時間が短い。
低気圧の夜はメンタルが不安定になる、落ち着かなくなる、ストレスがたまる。
昨夜二の腕にリンパ浮腫。普段感じない二の腕を意識して生活している。

2024-09-19


2024-09-18
絡まり?併存?の十全(?)のあり方として眠りは言えたりしないかなと思ったりしながら絵を描いていた。 
あまり夢は見ないけど、数日夢を見続けている。

2024-09-15
金沢に戻る。早速曇天、雨。低気圧で体調が沈む。
体の上手く回らなさはずっと抱えている。

2024-09-15

2024-09-10
蔵王、道端のギシギシ(?)ギシギシは犬が食べると死ぬ、と母によく言われていたことを思い出す。

2024-09-10
蔵王
2024-09-07
福島

2024-09-03
葛の花が盛りの時期。侵略性がものすごい。

2024-09-03
2024-09-03
2024-09-02
道端に伸びていた。夜中に結ばれることについて考えていた。忘れた。

生け垣に見つけた形。結ぶ手にも見える。壁になるのか、とどう捉えたら分からない。結束バンドがたまに入っていて、人の手が介入して壁にされていることが分かる。

2024-08-29

2024-08-26不安に縮み上がる夜もあれば、充足した夜もある。僕はこの充足をどう表現にできるのだろうか。

2024-08-26
百日紅の花。視界の隅にこのピンクが現れる驚きは何度でも訪れる。中西夏之にとっての紫・むらさきの意味をすこし知った。僕にとってのピンクの意味はいまのところ日常の亀裂。


2024-08-24
人と会話していて、相手が「うまく言語化出来ない」と会話が流れてしまうことがある。僕はツラツラとあまり考えずに話し続けてしまう(賢くなさがある)から、字義的に「言語化出来ない」という状況はあまりない。
でも少し前、ある話のときに言語化出来なかった。相手の言っている内容に対して自分の投げたボールがどこに当たるのか、相手が投げてきたボールが自分の既知のどこに当てはまるのか、すぐに整理できなかった。飛躍しすぎるかもしれないけど「言語化出来ない」の後ろにあるのは、生きる速度が違う、ことなんじゃないかとふとさっき思った。あなたとわたしの生きている時間がとても違う。そのことをしばしば感じてしまって、その断絶にほんとうに絶望してしまう。

本当の限界を感じたとき、ギリギリあれがあったから保たれたという、こと・ときの景色をお守りみたいによく思い出す。
生まれて最初の記憶はどれかわからないけれど、少し前の出来事で、ギリギリになってから生き直すみたいな事が起こったときのきっかけになったときの見ていた景色を、生まれて最初の記憶みたいによく思い出す。
でもその時と今とでも、また物凄い隔たりがあるように思えてしまって、乗り越えにもうすこし時間がかかりそう。でもその景色のおかげでいま保たれているときがある(気がする)。

2024-08-23
日本画の展示を見た友人が、なんで日本画の人って紫陽花みんな描くの?と言っていた。
僕も紫陽花はメジャーすぎて(特に学生に?学内展だと同じような季節のモチーフが並ぶから?)なんとなく忌避してた。
でも普通に考えて、生命力のある発色とそれでいて垂れ下がるみたいな両極のベクトルを持っている紫陽花は割と日本画(「日本画」?)的。
僕も並存の絵画とか言って描いているなら扱ってみようかなと思っている。

あと土壌で色が変わることは考えたい。

2024-08-23
立ち枯れの紫陽花
2024-08-23
立ち枯れのセイタカアワダチソウ。ずっと崩れずにいるこの塊を見て自家中毒のことをいつも思う。
2024-08-23
2ヶ月ほど気になっているリアル並存絵画
2024-08-23
紫陽花と
2024-08-22
崩れるような形

2024-08-21
・速水御舟、炎舞のことを考える。虫が蛍光灯の紫外線に集まって死ぬまでぶつかり続ける。
・形も生活もダラダラと続いていく

2024-08-21
定点観測している葛。
2024-08-20
ギリギリ立っていて刈り取られない立ち方

ギリギリ並存できる距離がよく分からなくて、近づきすぎたときのその後の関われなさの後悔の方が大きい。ふと思い出したときに今関われないことの悲しさと付き合っている。

2024-08-20
絡まるための場所
2024-08-20
死んだ形と生きている形が並存する。立ち枯れという名前がここで死んだ形が立ち、生きている形が倒れている。
2024/08/19
蔦のあり方、寄生
2024/08/19
蔦のあり方、依存。
なるほど、依存するがゆえに複数の塊として立っている。絡まり続けて高く積み上がる形。

依存しているがゆえに重なって高く立つ(立とうとする)が、自重の支えられなさでそのうち崩れる。

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