Tableauの基本的な使い方②
前回は、Tableauの基礎の基礎を振り返りましたが、今回は一歩進んで集計に関するTablrauの機能や使い方についてまとめていこうと思います。
メジャーの集計方法
集計の種類と変更方法について
集計方法に関する便利な機能について。
集計って色々選択肢がありますよね。
合計
平均
中央値
カウント
例えば、売上を集計するとなったとき、おそらく合計で集計することが多いと思います。
ですが、割引率の場合はどうでしょうか。割引率を合計で集計するとちょっとおかしなことになりますよね。割引率の場合は合計ではなく、おそらく平均値を知りたいというのがよくあることではないでしょうか。
そこで、Tableauでは簡単に集計方法を変えることができます。
シェルフに追加したデータ、今回の場合は「割引率」の右側にある▼をクリック>メジャー から集計方法を「平均」に変えてみます。
すると、グラフが平均割引率に変わりました。
Tableauの更に便利な機能として、今回の割引率のようにほぼ毎回平均として集計するようなデータに関しては、サイドバーのデータから「規定のプロパティ」>「集計」>「平均」としておくと、毎回シェルフで修正せずにすみます。
では、それぞれの集計を比較しやすいように、売上データを使って各集計方法とその違いを見てみます。
合計
合計値を返します。
ここでは各サブカテゴリの合計売上になります。(NULL値は除外)
平均
平均値を返します。
ここでは各サブカテゴリで売上合計÷売上件数になります。(NULL値は除外)
中央値
データを昇順もしくは降順に並べた上で真ん中の順位に位置する値を返します。
ここでは各サブカテゴリ内の売上を降順や昇順並べたときに、真ん中に位置する値になります。
カウント
出現回数を返します。
ここでは、売上のデータ(レコード)が記録された回数になります。
カウント(個別)
ややこしいのがこのカウント(個別)。
重複を削除した出現回数を返します。
ここでは、売上のデータ(レコード)が記録された回数から売上金額の重複を削除した回数になります。
つまり、10,000円の売上レコードが複数あったとしたら、まとめて1とカウントされます。
といった感じで特にカウントは意味を理解していないと誤ったアウトプットをしてしまうことになるので要注意です。
有効な使い方として、顧客名などで全体の購入回数(カウント)と、購入人数(カウント(個別))で集計するというのはわかりやすそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?