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テディ・Dと親友フローニ5-サイレント・ネオ外伝-

全編(全17話)はこちら※一部シリアス、ショッキングな内容も含まれます。

エルザはフローニを上から見下ろしながら、厳かに低いトーンで言った。それは最後通知だった。しかし、フローニもキッとエルザを見上げて、睨み返していた。

「フローニ、早くエルザさんの言うことに従って。大変なことになるから!」

テディ・Dは手すりから身を乗り出して、思わず声をかけた。

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エルザのいう厳しいお仕置きとは、研究所の地下にある真っ暗な独居房に閉じ込められることだったからである。それは、一日でも入れられればすっかり精神がおかしくなるほどの恐ろしい場所だった。

テディ・Dも何度か―というより、子供たちに恐怖を植え付けるため、一度は誰もが―入れられたが、二度と訪れたくはない場所だったのだ。そこは暗く、狭く、窓もなかった。唯一の光は分厚い鉄の扉の隙間からもれる、廊下からのか細い光だけだった。
時間がどれくらい過ぎたかも知ることはできない。唯一、消灯時間になると廊下の明かりも消えるので、夜11時という時間だけは知ることができたが…。

テディ・Dの声が上からすると、フローニは顔がぱっと明るくして、上を見上げた。テディ・Dはその時みた人懐こい、うれしそうな笑みを、一生忘れないと思っている。まるでテディ・Dの方にまぶしい光が輝いているかのように、目を細めていた。

「そうね、あなたがそういうのなら、私も並ぶことにしよう!」

フローニはこうして、研究所に来た初日に地下の独居房にいられる罰を受けずに済んだ。しかし、結局ことあるごとに反抗する癖はやまず、何度も独居房に入れられてしまうのだが…。

14話まで先行配信中

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遥ナル
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