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テディ・Dと親友フローニ3-サイレント・ネオ外伝-

全編(全17話)はこちら※一部シリアス、ショッキングな内容も含まれます。

「123番、こっちに来るように…」

同じようにエルザから無機質な言葉が繰り返される。

「私はフローニ・アルテミウスよ、123番なんて名前ではないわ!」

フローニは両拳をぎゅっと握り、手を下に伸ばして叫んだ。
すると、やっとエルザに人間的な表情…驚きの色が見て取れ、彼女はメガネの下の小さい瞳をぱっと見開いた。

「123番、ここではあなたたちの名前はどうでもいいの。あなたは今日から番号が自分の名前だと思いなさい。123番と呼ばれたら、素直にそれに従うのよ。さあ、123番、こっちに来るように…」

エルザは太い右足の爪先で、自分のすぐ横の床をトン、トンと蹴った。
すでにその近くには何人かの子供が整列していて、暗い瞳でフローニを見ていた。

「そこのおばさん、あなたにも名前はあるのでしょう! 私もあなたのことを番号でお呼びしてもよいのかしら!? 仮にあなたが124番だとして、私はあなたにこう呼びかける。124番、こっちにきて! そうしたらあなたはきっと、こう思うでしょうね。私には親からもらった立派な名前があると!」

するとエルザは小さいため息をつきながら、

「123番、あなたのような子はここでは珍しいわね。いい、しっかり覚えておきなさい。ここにいる研究所の職員はみんな、あなたたちの先生なのよ。反抗してはだめなの。反抗したら厳しいお仕置きが待っているのですよ。それでも反抗するつもりなら、ええ、どうぞしてちょうだい…」

と冷静な口調で語った。それから、123番のことなど眼中にはないとでもいうように、

「124番、こっちに来るように…」

とフローニを飛ばして、点呼を続けた。
フローニはその場に立ちつくし、肩を震わせている。

14話まで先行配信中

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遥ナル
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