今まで作った中でお気に入りの1着
作ったのは2年前くらい(多分)。
今では3回参加したことのある、fairy tale( http://fairyfairy.net/ )という参加型ファッションショーに出すために作った1着です。
このデザイン、実はずーーーーーっと昔から作りたかったデザインなんです。
探したら出てきましたよ!デザイン画的なアレ!!
あまりちゃんと覚えていませんが、これを描いたのは6,7年前かと…。
紙の端がちょっとビリビリだし、コーヒーのシミが汚い(笑)
しかも、振り袖のチラシの裏に描いてます(笑)
この服が作りたくて、ショーチームを作ったと言っても過言ではありません。
デザインは白黒ですが、自分の頭の中にはカラーでのイメージがはっきりとあったので生地選びはスムーズだったと記憶しています。
生地はいつも、皆大好き日暮里の「トマト」( http://www.nippori-tomato.com/ )というお店をメインに調達しています。
一番のこだわりポイントはスカート部分!
圧巻のアングル♡
2種類の生地を幾重に重ね、更にパニエでボリュームUP!
スカート端は巻きロックで処理してあります。
生地によってロック糸を変えている
この、こだわりよう!
ちなみに・・・
これがロックミシン。私はブラザーのKagariⅢを使っています。
お裁縫をしない人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、Tシャツなんかの端処理を見てみてください。大体、コイツ(ロックミシン)が活躍しています。
巻きロックとは、このロックミシンを使ってする端処理方法の1つです。
スカート広げるとこんな感じ。
サーキュラーとまではいかないけど、なかなかの幅感です♪
こういうの大好きなんです♡
ワンピースのように上の部分とくっついてます。スカート部分を5枚重ねで縫うのが大変でした…。
中に履くためのパニエはこんな感じ。
実はこの衣装、2回のショーで雰囲気を変えて出しました。
一回目は、作った当初。「ワンダーランド」というコンセプトのもとモデルさんに着てもらいました。靴も赤のブーティを合わせています。
二回目は、最近。「クラシカルエロス」というコンセプトのため、靴も白系のパンプス、合わせるアクセサリーもパール系、そしてパニエを抜いて落ち着いた雰囲気に。
実際に着た写真はこちら↓
クラシカルエロスのコンセプトで出すにあたって、ホルダーネックのバックリボンをシフォンのロングタイプに変えました。
はじめはボリューム重視で付けていたのですが、実際にモデルさんに着てもらった時に
「半分のボリュームでもう少し長さがあった方が、歩いた時にキレイになびくかもっ!」
という声があったので、改良してイイなびき加減を手に入れました!
ショー用の衣装なので、いかにステージ映えするかはとっても大事!
実際に着るモデルさんから、こういうアドバイスをもらえるのは有り難い限りです!!
一緒に作った感じで、モデルさんにもより愛着もって着てもらえますしね^^
こちらは胸部分のアップ。
お花に見立てたモチーフがひしめき合っています。
1つ1つ、手作業での縫い付けは地味に大変でした。
そして最後にこの写真・・・
いかにモデルさんが細いか、お分かり頂ける事と思います・・・
型紙が残っていないか探してみたのですが、いかんせん管理をちゃんとしていないもので、見つかりませんでした…。
今度、製作服紹介をする時はちゃんと型紙も紹介したいです(小声)
最後まで閲覧ありがとうございました!