幸せの総量は決まっている?
皆さんこんにちは!兒玉遥です。
6月は、ありがたいことにスケジュールが詰まっていてnoteの更新ができていませんでした。
先日、母に言われた言葉がずっと頭の中に残っているので、皆さんと共有したいと思います。
6月24日から上演予定だった舞台『熱海殺人事件モンテカルロイリュージョン~復讐のアバンチュール~』がコロナの影響で中止になったことを母に電話で伝えたときの話でした。
「幸せの総量って決まってるのかもね。」
私は理解ができず
「どういうこと?」と問い返ししました。
母によると福岡で宮脇咲良ちゃんの卒業コンサートにサプライズ出演させていただいた時
夢の舞台が叶い、(私は卒コンをしておらずファンに挨拶をできてないこと、両輪に卒業ライブを見せられなかった事が悔いだったので)幸せな時間を過ごせて良かったね。という意味だったそうです。
私のお母さんはスーパーポジティブ人間で、いつでも前向きです。お話しすると元気をもらえます。
でも私はそうは簡単に納得はできませんでした。
どちらも予定通りできた方が絶対に良い!
そんなこと言ったら私以外の共演者やスタの、この舞台に懸けていた体力や気力、時間はどうするの?
コロナさえなければ上演できたはずなのに、去年に引き続き中止を強いられて作品を届けられず本当に悔しかったです。
楽しみにしてくださっていた方にも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
改めて、舞台から直接皆さんにエンタメを届けられる有り難さを痛感しました。
何か辛いこと悲しいことがあったとき、
これは不運の消化だ。
この後きっと幸せなことが待っている。
と心の処理ができればどれだけ幸せだろうか。
うつ病になり苦しかった時、今のような未来があるなんて思えなかったし、できれば辛い思いはしたくない。
日常には、そんな簡単には割り切れない事で溢れています。
私は今
もしこの舞台がコロナの影響なく、予定通りに再演できたら、、、
全身全霊の芝居が終わりカーテンコール。
客席からの拍手喝采を受けた時を想像しています、、、
それは今までにない
喜びと幸せが溢れるだろうと。
あれ、、、?
辛かったり苦しい経験は、当たり前の日常や
ちょっとした出来事をより幸せに感じられるようになるのかもしれません。
それはちょっぴりラッキーですよね。
それはまだ叶わない未来の話。
再演できる日を心から願っています。
『幸せの総量は決まっている』