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オリジナル物語を初めて書きあげた日が、 夢へ向かうためのスタート記念日

こんにちは、あやのはるかです。あなたには夢がありますか?

私はいくつかの夢があって、その中の一つに「自分が考えたストーリーが映画化されること」というものがあります。

この夢を持つようになったきっかけは、大好きなアーティストさんに実際にお会いした時に、その人の口から漏れ出た一言が私自身に向けて言われたもののような気がしたからです。

それは誰か、どのような一言だったのかということはお伝えすることは出来ないのですが、その人が壮大な夢を持っていることについてファンとして知っていました。

当時、仕事・健康・人間関係に問題を抱えていて心が弱っていた私は、その方の一言と、壮大な夢を抱いている姿に「あなたも大きな夢を持っていいのよ」と、背中を押された感覚になったのです。

いくつになってもいつからでも、小さくても無限大でも、夢を持つことは素敵な事だなと思っています。


自分が動かない事には、夢は永遠にかなわない

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これまでに小説や童話を書いた経験がない50歳半ばの私が、この夢を叶えるためにまずやるべきことは、物語をたくさん書くことです。

ここ一年、書くことを意識してきた結果はどうか。

短い物語を4つ完成させ、ショートストーリーのコンテストへ応募してみた。浮かんだアイデアをもとに書き始めたものの、途中で止まっているテーマは6つくらいあります。

アイデアが浮かんだ瞬間の電流が走ったような感覚を忘れないうちに、ある程度の文字数を書き上げることをしなかった場合は、もうそのアイデアが物語になることはありません。

消えてしまったアイデアは数知れず。

ふとした時に物語の概要はいくつも浮かぶ、けれど話を膨らませすぎてまとまりがなくなってしまい、それを書き上げるまでに至っていません。

その原因は、自身の力量不足のほかに、アイデアを思いついた時の情熱を持ち続けることが出来ないということがあるのかもしれません。

書くことに集中できる環境をあえて作り出そうとする意識が足りないのかもしれません。

書くことは好きだと思っていたけど、本当は好きではないのかもしれません。

現状がどうであれ、好きであろうがそうでなかろうが、少しでも動くことで夢に近づくのでしょう。


はじめての物語が生まれたきっかけ

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私の記念すべきはじめての創作物語は、1年前に1週間くらいで書き上げました。1万字程度でそれほど長くはない、猫が主人公の物語です。

その物語のアイデアが浮かんだのは、朝の通勤時間に出会った野良猫ちゃんがきっかけです。写真はその子ではありませんが、毛色がよく似ていました。

その子は毎日ではなく週に2日くらい現れるのです。いつもいる場所はお気に入りなのか、橋の上の真ん中あたり。いつも誰かを待っている様子で同じ方向をじっと見つめています。

横を行き交う人間には全く興味はないようです。

ある日の夕方、同じ場所で一点方向を見つめて動かない猫ちゃんを発見。人を見ても逃げないことは知っていたので、そっと近づいて「撫でていいかな」って声を掛けながら、そっと撫でてみる。

嫌がる様子もなく、気持ちよさそうでもなく、同じ方向を見つめている。すると急にごろんと横になって「もっと、撫でて」というしぐさを見せました。

急いでいた私は「ごめん、またね。こんどゆっくり撫でさせてね」と言っておでこに軽く触れてからその場を離れました。

それ以降、その子を見かけることはありませんでした。

この子はなぜ、あの日に限って夕方にいたのだろう。何を待っていたのだろう。生まれた時の状況はどうだったのだろう。そうだ、それを想像して物語にしてみようと思い、書き上げたのです。

後日、その子は男の子で、ボランティア団体に保護されたことを知りました。病気を持っているとのことでしたが、良い飼い主に巡り合い幸せになってほしいなと思います。


誰かに読んでもらう機会をつくる 

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恥ずかしくて知り合いには「読んで」と声をかけられないけれど、誰かに読んでもらうために、ホームページで公開したり、コンテストへ応募してみたりという方法があります。

コンテストへ応募したら、入選するはずもないのに何となく発表の日を心待ちにしてしまう。けれど、当然のことながら選ばれた作品は私ではない。

入賞された方、特に大賞受賞作品を読むと、本当に素敵な内容で言葉の使い方もとても上手、オチに驚かされうまくまとまっている。比較してもしょうがないやんと思いながら、私はダメダメだなと落ち込む。

子供のころから文章を書くことは好きでしたが、人に見せるためではなく自分のために書いていました。

考えを整理したり、自分で自分を癒す目的だったり、怒りや悲しみを開放するために、文章執筆を利用したセルフコーチングのような感じです。書くことができたから、乗り越えることが出来た困難もたくさんあります。

頭の中に浮かぶままの文字をひたすらキーボードで打ち込んでいる時間は、自分が感じるいくつかの幸せな時間の中でもで大きなものです。

書くことは幸せ。書けることも幸せ。初めて物語が完成した日は、夢へ向かうためにスタートラインを引くことが出来た日です。スタートラインは何本あってもいい。そう思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

あやのはるか


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