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【プレビュー】難攻不落のブロックを打ち砕け!【J2 第9節・栃木SC戦】
今季初の3連戦の大事な2試合目ということで、急遽、生配信でアウェイ・栃木SC戦を見届けることに致しました!
現在、10位の栃木SC。開幕3連敗からの3連勝、ここ5試合は負けなしという勝負強さを見せています。
就任3年目となる田坂和昭監督が目指すのは、強固な守備をベースにした堅守速攻。実際、8試合で7失点と1試合あたり1失点以下に抑えています。
■意図的な?空中戦に持ち込む攻撃パターン
一番のストロングポイントは絶対的な空中戦の強さ。ともに元新潟のDF No.5 柳育崇(188cm)とFW No.29 矢野貴章(187cm)の高さを生かした攻撃が持ち味。
ボールを持ったら即、前線の矢野貴章めがけてロングボールを放り込み、収めている間にサイドバックが駆け上がりクロスを供給、クリアされたらこぼれ球を回収し二次攻撃を仕掛ける、というのが基本パターン。
ミドルエリアでもグラウンダーのパスではなく、積極的に浮き球やヘディングでつなごうとするスタイル。
何より一番怖いのがセットプレー。昨シーズンもそうでしたが、土壇場でのコーナーキックから柳が頭で合わせて同点、あるいは逆転という劇的な展開を幾度も見せています。
■攻守の切り替えも早く隙はない
攻撃時にはサイドバック、特に左のNo. 26 面矢行斗が高い位置を取り、その分、両サイドの背後にスペースが生まれやすい傾向にありますが、ボールが奪われるや否や、全員がボックス付近まで戻ってくる切り替えの早さでピンチの芽を摘みます。
両ボランチのアプローチも激しく、簡単にパスを通させてはくれません。
■個々の精度の低さが唯一の穴?
90分通して組織的なサッカーを展開できるのが強みと言えますが、個々のプレー精度に焦点を当てると、必ずしも高くはないのが唯一の弱点でしょうか?
とにかく浮き球を使って前にボールを運ぼうとする傾向が強く、パスをつないで崩す、といったようなシーンはほぼ見受けられません。むしろ、そのような選択肢は最初から捨てている、と言ってもいいような割り切り方を感じえます。
それゆえに、後方からのロングボール、あるいはサイドからのクロス以外の攻撃パターンを持ち合わせていないため、ゴール前での迫力にもやや欠けている印象があり、事実、ここ2試合は無得点に終わっています。
イメージとしては、前節の金沢戦に近いような展開が予想されますが、アルビ持ち前のパスワークで粘り強くゲームを支配し続ければ、勝機は必ず訪れるはずです!
それでは、生配信でみんなで一緒に盛り上がりましょう!
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