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新人エヴァートンファン、グディソンパークへ行く#5〜2日目①〜

お久しぶりです、どーしたです。

更新が途絶えてしまい申し訳ありませんでした。
仕事が忙しかったことに加え、引っ越しもすることになり全く時間が取れませんでした。

前回はトラブルに遭いながらも何とかイギリスに辿り着いたとこまで書きました。

5回目にしてようやくリヴァプール、そしてスタジアムへと向かいます。

………と前回言ったな。

あれは嘘だ

ということで、もうひとつお詫びを…。
スタジアム行くまでが何だかんだで長くなってしまったので、2日目は2回に分けます。

基本的にヘラってるだけなので、スタジアム探訪を読みたい方はこの次を少しお待ちください。本当に申し訳ないです。
(マンチェスターからリヴァプールへ鉄道で行く予定の方は、前半部分だけ反面教師として参考になるかもです)

マンチェスター出発

現地時間4月26日8:00

気持ちの良い目覚めです。

時差ボケを心配していましたが、しっかり寝ることができ特に不調も感じませんでした。
早くリヴァプールに行きたいのでさっさと荷物をまとめてチェックアウトします。

めっちゃ晴れてる………?

このあと泊まったホテルでもあったのですが、チェックアウト時に
「滞在はどうでしたか?」
とホテルの感想を聞かれました。

そこの会話は想定していなかったので、咄嗟にサムズアップして
「グッド」
と言ってしまいましたが、もし余裕があればお互い気持ちよく別れるために気の利いた言葉を考えておいてもいいかもしれませんね。

深夜着や早朝発の際に利用してみてください

さて、空港に戻り駅を目指します。
駅についてですが、場所が第1ターミナルと第2ターミナルの中間地点になっているためスカイリンクと呼ばれる連絡通路を通っていく必要があります。

スカイリンクは地上階からエレベーターで一つ上の階に上がり、出発ロビーに向かって左側の端(Virgin Atlanticのカウンターが並んでいる方向)からアクセスすることができます。

注意点としては、前回も書いた通り2024年4月時点で第2ターミナルは工事が行われている関係で現在地や行き先が把握できず混乱しました。
なので、ターミナルに到着したらまずはエレベーターで出発ロビーへ上がった方が分かりやすいです。

10分ちょっと歩いてマンチェスター空港駅に到着。

この時の印象としては、思っていたよりこぢんまりとしていて人もそこまで多くないといったところでした。
ただ今回利用したのはピークを外した時間だったので、午後の早めの時間帯や通勤時間帯はさらに人が多い可能性があるかもしれません。

そしてここでTrainlineを使って切符を購入。
事前に決済情報を登録しておけばすぐに購入できてとても便利です。
何より切符がQRコードで出てくるのがいいですよね。
汎用的過ぎることで懸念もあるかもしれないけど、日本でも早く全国で導入されると嬉しいなぁと思ってます。

チケットを改札にかざしホームへ。

知らない駅、知らない列車、知らない表示

見る物全てが新鮮で、自分でもここまではしゃぐかと驚くほど大興奮で写真を撮ってました。

よく遅れると評判の割に秒まで管理してる謎

マンチェスター国際空港からリヴァプールのターミナル駅「Lime Street」へ行くにはマンチェスターの市街地付近の駅を経由して行く必要があります。
直通列車もあるにはありますが、本数が1時間に1本で全体の1/3とかなので乗り換えることも視野に入れていたほうが良いです。

自分は乗り換えを選択。
乗換駅までは普通列車のような車両で行くようです。

ということで乗り込んで座りたいとなって、座席の隙間にスーツケースを入れ………
入らない………?
空港を発着する路線だし多少工夫されてるかなと思ったんですが全くそんなことはなく、国際線基準のスーツケースを座席の隙間に入れることができませんでした。

大型荷物用のスペースがあると聞いていたりもしたんですが見つからず…、スペースを広く使える席もありましたが、そちらは既にファミリーで埋まってしまっており、乗降口脇も日本ほどスペースがない上に防犯上よろしくありません。
(帰りは万全の対策をして乗降口脇を使いました)

ということで、結局連結部付近で立ちっぱなしということに。
ただ、この列車では車両間を乗客も車掌さんも頻繁に移動していたためかえって邪魔になってしまい、一人分の通行スペースを潰す罪悪感でとても申し訳ない気持ちでした。
(皆さん「Thank you」と言ってくれてたけど、こっちはずっと「Sorry…」と言い続けてた)

旅慣れてない感が出てたのかは分かりませんが車掌さんが
「リヴァプールに行くならNewton-le-Willowsで乗り換えてね」
「降りるのは次の駅だよ」
と通るたびに笑顔で丁寧に教えてくれて、聞き返しても嫌な顔をせずにもう一度教えてくれました。
たとえ路線図を見て覚えていても不安はあったので、現地の人に教えてもらえてとても安心しました。

そうこうしてるうちに乗換駅の「Newton-le-Willows」へ到着。
ここでもやらかしました。

都市圏在住者あるあるの、列車の扉が勝手に開くと思っているやつです。
イギリスは基本的に乗客が自分で扉を操作します。
扉の一番前で扉が開くのを待ってしまい、痺れを切らした後ろの人に開けてもらいました…。

聞こえるのは鳥のさえずりと乗客の話し声とアナウンスのみ

のどかな郊外の町といった雰囲気の駅。
昔狂ったように遊んでた「レイトン教授シリーズ」の悪魔の箱を思い出しました。
列車で知らないところへ行くのはゲームでも現実でも変わらず自分の心をワクワクさせてくれますね。

10分程して近未来的な高速鉄道の車両が入線してきました。

念の為ファーストクラスを取りましたが大型荷物の荷棚は普通車の方にあったみたいで、スーツケースをどうしようか再び迷う羽目になってしまいました…。


リヴァプール到着

11:30

ついにリヴァプールの玄関口「Lime Street」に到着しました。

改札の上には歓迎の幕があり
ついに来たんだと興奮してきます

足早に改札を通りコンコースを抜け駅の外へ出ると

バタバタしてたので後日撮影したものです
着いたときは晴れてました

そこはリヴァプールであった。
(川端康成の雪国風に)

もう興奮しすぎて爆発寸前です。
日本から丸2日、ようやく辿り着くことができました。
信じられないという思いでしたが紛うことなき現実です。
本物のリヴァプールです。
一人でここまで来れるとは…本当に想像もしていなかったことでした。

まだまだ感傷に浸っていたかったのですが、いかんせん飲まず食わずで限界だったものでまずはホテルへチェックインに行きます。

今回泊まるのはLimeStreet駅の脇にある
The Liner Hotel

こちらもチェックアウト後に撮ったやつ
部屋の写真は撮り忘れました…

船をイメージした内装で、かなり古い建物なのもあるらしく年季の入り方も相まって独特な雰囲気の空間でしたね。
ただ古いホテルゆえに冷暖房がエアコンではなく、暖房はお湯を使ったヒーターで冷房は扇風機だそうです。
極端に暑い時期や寒い時期に泊まるのは少し大変かもしれません。
またメインの照明がベッドサイドと机のライトだったので、夜になると部屋は薄暗くなります。

チェックイン時に色々説明を受けはしたものの、朝食の件とエレベーターの場所しか把握できず…。
これこの先大丈夫かなと不安になりながら、とりあえず部屋に荷物を置き食事に出かけます。

Lime Street駅前に「St Johns Shopping Centre」というショッピングセンターがあり、施設内にはファストフードのフードコートがあるため到着してひとまず何か軽く食べたいとなったときはここに来るのがベストだと思います。

ということで、いただいたのは

McDonald's
風情がないのは百も承知ですが、言葉に慣れていない状態で下手にレストランなどに入るのも難しいという判断でした。
ここのマクドナルドは機械での注文だったので気兼ねなく利用できて本当に助かりました。

面白かったのはやはり日本と若干味が違うところ。
肉の下味の付け方や、ピクルスの食感など細かいところで日本との違いがあり、いつもの味なのに何か新鮮な味がして食べていて楽しかったですね。
ポテトは良くも悪くもジャガイモらしさが強く出ている上に、塩が少なめだったので好き嫌い別れそうです。
個人的には日本のよりホクホクしていておいしかったです。

荷物を置いて食事もとれて、観光の準備が整いました。
いよいよリヴァプール観光スタート………となるはずでした。


心が折れました

まあ、書いてある通りです。

初日はまずグディソンパークとアンフィールドを回ってみようと決めていたので、バスのフリーパスを買おうとしてバスターミナルの案内所に行きました。
窓口のおじさんに言われたのは
「グディソンパークやアンフィールドに行って帰ってくるだけなら普通に乗った方が安いよ」
ということでした。

内容はそれだけだったのですが、そのおじさんの話す英語がリヴァプールの方言いわゆる「スカウス」であり、とても聞き取りづらく何度も聞き返してしまいました。
特に何度も出てきた「ボッシュ」という謎の単語が全く理解できずとても時間がかかりました。
聞き返しながら考えてやっと「バス」のことであることが判明。
そりゃ何度も出てくるわけだ。

無駄な出費をせずに済んだのは良かったですが、言葉が分からない不安と迷惑をかけたという罪悪感のダブルパンチで精神的に若干苦しくなってしまったので、一旦ホテルで気を取り直してから出直すことにしました。
ホテルに戻り、部屋に入ろうとカードキーを挿したのですがドアが開かない…。
仕方がないのでフロントで確認することに。

結果としてはカードを作り直してくれたのですが、その最中に言われたことも全く聞き取れず…。
淡々とした口調だったので、もしかして怒られているのかという不安が募り…出発した時から溜まってきたネガティブな感情が限界に達しここで一回心が折れました
(結構淡々としてた人だったし、「Phone」って言ってたりもしてたから「何かあったら連絡して」みたいなことだったのかも…)

新しいカードで部屋に入ってそのままベッドに倒れこみました。
飛行機の件も含めて移動の時点でかなり疲労が溜まっていたのも大きかったですし、到着が遅れたことでやりたいことに対する時間の少なさに焦っていたこともあったと思います。
また実際に訪れて実感する
「日本語で助けてくれる人がいない」
という不安も強く、やっぱり無理だったのかという思いが頭をグルグルしていました。

そんなこんなで1時間半ほどふて寝していたわけなんですが、急に
「俺何しに来たんだっけ?」
という疑問が頭の中に湧いてきました。
「サッカー見に来たんだよな、観光しに来たんだよな」
「ってことは遊びに来たんだよな」

「だったら楽しまなきゃダメだろ!!!」

ようやくベッドから起き上がりました。
超ネガティブ人間の自分がこんな形で切り替えられるなんて奇跡としか言いようがありませんが、旅の目的を思い返し何とか復活することができました。

もう一度身支度を整えて、今度こそリヴァプール観光に出発です!

次回予告

ということで、次回こそスタジアム行きますよ!
あとバス乗るだけなんで!

というわけで、次回も宜しくお願いします!

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