新人エヴァートンファン、グディソンパークへ行く#2〜準備〜
こんにちは、どーしたです。
前回は導入という名の自分語りをしました。
今回は出発までに何を意識してどういう準備をしたかを書いていきます。
予定を立てる
自分はかなり細かく調べて行動をイメージしていく人間ですが、旅行プランの立て方は本当に人それぞれだと思います。
なので、ここはあくまで備忘録という意識で書いています。
いつ行くのか
今でしょ!
とは行きません。
Jリーグのアウェー遠征ならそのノリで全く問題ありませんが、今回行くのは約9600km離れたイギリスなのです。
ということで、まず日程表を確認しどの試合を見に行くかを決めます。
ここで気を付けたいのが
プレミアリーグの日程は変更になる可能性がある
ということです。
いつも試合を見ている方へは言う必要はないと思いますが、国内カップ戦のみならず欧州コンペティションの日程は開幕時に既に決まっています。
しかし、プレミアリーグはその影響を考慮しない形でかなり早い段階でシーズンの日程を発表します。
そして、前者が優先される影響でリーグ戦の試合日程がずれる可能性があるということです。
(ここまで極端とは言わずとも、Jリーグでも2、3月の日程はこのスピード感があるとオフシーズンの楽しみの側面を含めて嬉しいなと思ってしまいます)
また厄介なのは自チームの日程だけでなく、ターゲットの試合周辺の試合で対戦する相手の状況も考慮する必要があるということです。
例えばCLを勝ち上がっているビッグクラブとの対戦が近い場合などは、移動やコンディションなどへの配慮から日程が変更され、その影響が他の試合にも波及する可能性があります。
自分も今回実際に見に行く試合の3日前に、リヴァプールがFAカップを勝ち上がったため延期になっていたマージ―サイドダービーが組み込まれ、日付はズレなかったもののキックオフが2時間半遅くなるということがありました。
以上のことから、日程選びは十分に調査したうえで慎重に行う必要があります。
(イギリスだとそれほど考えなくてもいいかもしれませんが、それでも昼に比べて夜はあまり安全ではないと聞いているので、ナイターは特に治安やホテルまでの帰り方を含めて慎重に考えたほうが良いのではないかと思ってしまいます)
何日間行くのか
試合だけ見て帰りたいというのであれば弾丸旅行という選択肢もありますが、前述の通りタイミングによっては試合日程が変更になる可能性があるので、同じく慎重に決めましょう。
自分は今回現地時間で土曜15時開始の試合を見るために
木曜: 到着
土曜: 試合観戦
火曜: 出発
というスケジュールを組みました。
このスケジュールにした理由は
「ターゲットの試合と周辺の試合の対戦カードなどで大幅な日程変更が起きる要素はない」
「ただ何かの要因でその週の中で移動する可能性も捨てきれないので、金〜月で試合を見れるようにしておこう」
というものでした。
シーズン序盤や最終節など日程通りに行われる絶対の自信がない限り、最低限その週末の日程をカバーできる旅程にしておくのが無難だと思います。
余った日はスタジアムツアーや周辺の観光を楽しんではいかがでしょうか。
もうひとつ、
試合当日に現地入りする前提で考えるのは絶対にやめましょう。
イギリスへは飛行機で長い距離を飛んで向かいますが、天候やルート上の社会情勢さらには現場スタッフのストライキなど、不確定要素が多いです。
次回詳しく書きますが、自分は経由地の管制塔スタッフがストライキを起こし乗継便がキャンセルとなってしまったため、初日にリヴァプールに辿り着くことができませんでした。
飛行機は遅れるもの、飛ばなくなるもの
ということを大前提として考え、余裕を持ったスケジュールを組まれることをおすすめします。
またイギリスは鉄道が非常によく遅れます。
利用してみて大抵は数分〜5分程度の軽微なものが多かった印象ですが、中には洒落にならない遅れや突然の運休も起こるとのことです。
飛行機は大丈夫だったけど鉄道が遅れ、着いた頃にはスタジアムから帰る客を見守るだけ…などということは何としても避けたいわけです。
上記の飛行機と鉄道事情を踏まえて、前日までには現地入りするスケジュールを組むことをおすすめします。
他に行きたい場所を調べておく
観光も含めた旅行を計画している場合は他に行きたい観光地を調べてリストアップしておくのがいいと思っています。
何時までやっているか、行くまでにどのくらい時間がかかるか、できればどのくらい滞在することになるのかも書いておくと隙間に予定を差し込むときにとても分かりやすいですし、現地でのスケジュール管理もしやすくなると思います。
ここまでできれば後は事前にいつ行くか考えるのでも、現地に行って気分で選ぶのでもどちらでもいいと思います。
ただし、予約の必要なものは早めに対応しましょう。
パスポートを確認する
当たり前のことですが、当たり前すぎて忘れてしまうこともあり得ます。
東京に住んでいる人間の感覚での話になってしまいますが、パスポート申請窓口は平日昼間のみとなっていて時期によってはとても混雑します。
また申請から受け取りにも一週間以上の時間を要するため、「行く」となった時点でまず申請が必要かどうか、申請が必要な場合出発までに受け取ることができるかの確認をした方がいいです。
宿を予約する
飛行機との順番は個人の考えや行く時期によるかと思いますが、自分の場合はまず先に宿を予約します。
(代理店で同時に申し込むのもあり)
後回しにするほど、どんどん良い条件の宿がなくなっていき
手ごろだが立地が悪い
立地がいいが値段が高い
といったことになってしまいがちです。
ギリギリに探し始めたせいで駅から離れた安全とは言えない安宿か、予算オーバーの高級ホテルしか残っておらず、旅行を諦めるということも避けたいのです。
自分としてはどの方法で宿をとってもいいと思っていますが、自分は予約サイトのagodaを使っています。
普段だと手が出ないようなホテルが、それなりの割引で予算内で止まれるようになっていたりすることも結構あります。
リヴァプールに関しての話をすると、やはりサッカーの試合が開催される近辺は少し高めに料金設定されていて、ビッグマッチになればなるほど設定は上がるそうです。
今回実際に宿を探してみて、サッカー観戦でリヴァプールを訪れる場合は最低でも1泊1万2千~1万5千円とみておいた方がいいと思います。
因みにリヴァプールにはそれぞれのクラブの偉大な人物の名前がついたホテルが存在します。
リヴァプールの名将ビル・シャンクリーの名を冠したThe Shankly Hotel
エヴァートンで最も偉大な選手ディキシー・ディーンの名を冠したThe Dixie Dean Hotel
多少値は張りますが、ファンなら一度は泊まってみたいホテルです。
飛行機
自分が飛行機をホテルの次にするのは上記の理由もありますが、飛行機については乗り継ぎも含めると選択肢が多いことも挙げられます。
選び方ついては予算もありますが、乗り継ぎ時間や飛行時間、さらには好みの航空会社やルートなどを総合して選んで問題ないと思います。
(個人的には今回乗り継ぎでトラブルに巻き込まれたので、可能なら直行便が良いなという気持ちです)
ただ、可能な限りトラブルを回避したい場合は社会情勢などを見ておくと良いと思います。
(今回最初はドーハ経由の予定でしたが出発一週間前にイスラエル・パレスチナの問題がイランに飛び火してしまい、安全のため急遽パリ経由に切り替えました)
また、乗り継ぎの場合乗り継ぎ時間は必ず3時間を見ておきましょう。
先程も書きましたが
飛行機は遅れるもの、飛ばなくなるもの
という認識で動くべきです。
海外旅行保険
これについては「自分の会社でなくてもいいから必ず入ってくれ」と代理店から何度も念を押されました。
日本国内にいるときのような意識が通用しないような出来事が起きる可能性が大いにあるので、入っておきましょう。
実際にトラブルに巻き込まれて1泊分の宿代が余計に発生したので
「入ってて良かった〜〜〜」
心の底から思いました。
観戦チケット
正直これが一番大事ですよね。
今回自分はメンバーシップに入っていたということもあり、そもそもグディソンパークのチケットを売っている代理店が見つからなかったということもあり、といった流れで個人で公式からチケットを購入しました。
一人で行くならこれでもいいかもしれませんが、複数人まとまって観戦となると入手難易度はかなり高くなる可能性があるので、まず代理店に相談するのも手かなと思いました。
自分が今回航空券を購入したHISではスポーツ観戦専門のカウンターもあるそうです。
個人で買う場合は、
可能な限り優先購入の権利がある会員などになっておくこと
発売開始時刻にアクセスして購入すること
これが大事かなと思います。
持ち物
自分の中で
「これはちょっとメモっておこう」
となったものをいくつか書きます。
変圧器
少し前まで必ず必要だった変圧器。
一応購入しましたが結局使いませんでした。
理由としては
USBポートが備え付けてあった
海外の電圧に対応しているACアダプターを持っていた
ということです。
スマホやモバイルバッテリーの充電がほとんどだったため、備え付けのUSBポートに挿せば充電できてしまいました。
ただ、故障していることもそれなりにあったので念の為で変圧器を購入するのは悪い選択ではないと思います。
モバイルWi-Fi
今回はWi-FiBOXを利用しました。
通信面は概ね良好でしたが、起動してから繋がるまでに5〜10分程かかる場合や、一度で繋がらず再起動しなければならない場面もあり面倒だなと感じた部分もありました。
こういったことから、次回は現地SiMを使ってみようかなと思っています。
外貨
他の国での経験がないのでイギリスに限った話ですが、本当にカード社会です。
ホテルやレストランなどではもちろん、スタジアムの外のパチモン露店でもカード決済ができました。
使ったのは「Cash Only」と書かれていたスタジアムの脇にあるフィッシュアンドチップスのスタンドとハンバーガーのキッチンカーのみでした。
基本的にはカードで十分ですが、上記のように現金のみと言われるケースもあるため2〜3万円程度は予め両替しておくと良いかもしれません。
両替をどこでするかと言う話ですが、ポンドについては現地と日本でそこまで差がないと感じたので、余程こだわりがなければ出発前に済ませたほうが気が楽かなと思います。
クレジットカード
上記のように決済はほぼカードでできてしまうため、尚更カードの準備は大切です。
まず、よく言われていますが
複数ブランドのカードを用意する
ということです。
理由としては
特定のブランドしか対応していない店が存在するため
複数のカードを違う場所にしまうことで盗難されたときのリスクを軽減する
実質の限度額を上げる
というところです。
実質の限度額についてですがこれについて注意しなければならない点があります。
それは
提携カードでも同じ金融機関が発行しているカードの場合は限度額が合算されてしまう
ということです。
提携カードというのは例えば「ANAカード」や「Amazonカード」といったものです。
これらは企業が自前で発行しているわけではなく、金融機関との提携という形で発行しているカードです。
「限度額が合算される」
というのは、先程例に出した2つのカードは三井住友が発行しているカードですが、2つのカードの限度額が50万円でもそれぞれに50万円の限度額が適用されるのではなく、2つのカード合わせて50万円の限度額が適用されてしまうということです。
要はカードの限度額ということではなく、発行している金融機関の限度額ということですね。
以上のことから、
サブカードを作る際はブランドだけでなく発行している金融機関も別のカードを作る
のが良いと思います。
小さいカバン
「これ別に書かなくていいだろ」
と思う人が多いかもしれませんが、サッカー観戦やスタジアムツアーに参加するのであればとても重要です。
というのも、
プレミアリーグのスタジアムではリュックなどの大きな荷物の持ち込みを禁止しているところがほとんどです。
ビッグクラブであればクロークを用意しているところもあると聞きますが、グディソンパークでは見かけませんでした。
盗まれる覚悟で道端に荷物を置いて試合を見に行くなんて嫌だと思う人がほとんどだと思いますので、手ぶらで行けないという方は貴重品だけ入る小さいカバンを用意することをお勧めします。
自分は今回こちらを購入しましたが、観戦やスタジアムツアーでとても重宝しました。
とはいえ、別の用事や色々な都合でどうしてもリュックを持っていかなければならない場合もあるでしょう。
そんな時はRadical Storageの利用をおすすめします。
(次回説明します)
次回予告
今回で終わらせて次から旅行記書くつもりだったんですが、備忘録がかなり増えてきたので次回も残ったやつを書きます。
次は不安な人も多いであろう防犯の話や現地で使って便利だったアプリなどを紹介します。
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