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「悔しさ」で気づいた、デザイナーになりたいという気持ち(後編)

前編はこちら

【目次】
自己主張したもん勝ちが悔しかった
デザインをもう一度勉強しよう
どんなデザイナーになりたいかが分からなくなる
デザインがしたいならデザインだけに集中していい
「オタク」だからもらえたチャンス
媒体にとらわれないデザインが出来るデザイナーになりたい


どんなデザイナーになりたいかが分からなくなる

ちょうど入学してから1年ほどたち、新しい出向先ではコーダー兼デザイナー的ポジションとしての所属となり、先輩デザイナーさんからビシビシコーディングを叩き込まれつつ、学校は2年目コースに突入。
さらにレベルの高い課題と、素晴らしいアイデアを考える同級生たちに、劣等感と焦りが募っていましたが、どうにか置いていかれまいと劣等感に必死で課題をこなしていました。
そして一番最後の修了課題が行き詰まりに行き詰まり、追い詰められてしまった私は最終プレゼンを休んでしまいます。

そして、やっちまった感とやり遂げられなかった後悔から、なけなしの自信を喪失します。

また、就活の方も、デザイナーを目指したきっかけがきっかけだったので、ずっと自分がどういうデザインをしていきたいのか、何をするのが楽しいのかぼんやりとしたままだったので、どういう所に進んだらいいのか進路が分からなくなっていました。

学校の進路相談や転職エージェントさんとの相談で、デザイン制作会社等の幅広いジャンルの仕事を経験できる会社に行ったらどうかということで、制作会社を中心に転職活動をしていました。転職活動当時はありがたいことに3社から内定いただき、悩んだ末web系の制作会社に転職を決めました。

デザインがしたいならデザインだけに集中していい

基本デザインとコーディングの作業が分業だった中、デザイナーとコーダーの中間というイレギュラーポジションで入社しました。

当時デザインチームの上司に「デザインは知ることがたくさんあるから、半々だとデザインのことも半端になると思う。だからしばらくはデザインに集中していいよ」と言っていただけたこともあり、いくつか両方をまたぐ作業はあったものの、基本はデザインだけに注力する形で経験を積むことができました。

また、当時は先輩・後輩がタッグで作業する体制を取っていたので、分からないことを誰に聞くか迷わず済んだことや、先輩のやり方を見習いつつ一貫したアドバイスを頂けたことが自分の土台になっている気がします。
(今では、もっとたくさんの先輩からもアドバイスをいただけばよかったなと勿体無く思う部分もあります・・・)

「オタク」だからもらえたチャンス

ある時、思わぬお仕事が舞い込みました。
なんとなくオタクであることがバレていた私は、上司から、「これ、はいとさんじゃないと分からないから打ち合わせ付いてきて」と言われ、ついていきました。(ソーシャルゲームのお仕事でした)
もともとLPを作る予定だったお仕事を、急遽商品のデザインを作る段階から手伝って欲しいという依頼でした。
正直自分も触れたことがないコンテンツだったので、コンテンツを知りたくてとにかくがっつりゲームをプレイし、その甲斐もあり担当者の方とオタトークに花を咲かせながら打ち合わせを進めることができました。

商品は残念ながら採用いただけませんでしたが、後々LPだけでなく、ノベルティを作る機会もいただけて、苦しみながらもとても楽しく頑張れた気がします。

その後、なぜか大型のディスプレイ広告もやらせていただくことになり、PCのスペックも自分のスキルも全然追いつかず泣きそうできたが、なんとか徹夜しながらもやりきれたことが、失われた自信を取り戻すきっかけとなりました。その頃ちょうど行われた、社内コンペで自分の考えたロゴが選ばれたことも自信の追い風になった気がします。


媒体にとらわれないデザインが出来るデザイナーになりたい

web以外の媒体のデザインにふれたことをきっかけに、「自分は今後webだけをやっていたいんだろうか?」と思うようになりました。グラフィックデザインの分野や、パッケージ等のデザインもしていきたいと考えはじめていたのもあり、「媒体にとらわれず、様々なデザインに挑戦していきたい」ということが自分の中にはありました。
今後自分のイラストや手書きの文字をデザインに取り入れていく等、表現の引き出しを増やしながら、どんな分野でも挑戦していけるよう精進する日々です。

いかがでしたでしょうか?

デザイナーになりたくて頑張ってる人たちを多く見かける中で、キラキラしたポジティブな気持ちを持ち続けられないこともあると思います。
そんな時、こんなキラキラしてない、ぼんやりしたやつでもデザイナーやれてるんだなぁ。それなら自分もやっていけるはずと勇気がだせるきっかけになれば幸いです。

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たちばなはいと
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