リハーサルが始まる
リハーサルが始まります。
始まる前には個人練習というか思い出しをしないといけないんだけども。
絶対音感があったり、楽譜が読めたりするわけではないので、一つ一つ音を確認して「ああ、こんな運指で弾いていたな」とやっていきます。
よく年寄りが朝食を食べたかどうか覚えていないけど、すごい昔のことは覚えている、みたいな話ありますよね?
本当にそんな感じで、最近でいうとよくやっていた曲なのにまるっきり忘れていて、昔の曲は指が運動として覚えているから不思議ですよね。
今回やるかどうかはおいといて、例としてはミュージック・アワーとかは、文字通り寝てても弾ける。実際、リハーサルとかでは寝ながら弾いたこともあるんじゃないかと思います。
いまだに「紅」の最初のアルペジオ弾けるしね。
そもそも、昔の曲と今の曲の違いはあります。大きなのがアレンジャーの違い。
昔の曲は言うまでもなく本間さんアレンジ。
本間さんのアレンジは理路整然、という印象。どこにも破綻がないから、聞いている方も心地いいし、ギターを弾くにしても覚えやすかったりします。もっと言えば、本間さんの曲でギターを弾けるようになったみたいなものだから、体に馴染んでいる、という側面もあります。
一方、最近は色々なアレンジャーにお願いしているので、中にはなかなかクセの強いアレンジもあったりします。
例えば、サビにいく直前、ブレイクだったりキメだったりが、全ての箇所で違う、とかはザラにあります。
もちろんアレンジ上、大切なことなのかもしれませんが、覚えるこちらとしたら、5人のワタナベさんを前にして、全てのワタナベさんの漢字を間違えずに書くみたいな記憶力と集中力が必要です。
渡辺さんにとって渡部と書かれるのは大問題でしょうし、渡邊さんが渡邉さんと書かれるのも嫌でしょう。僕はワタナベさんじゃないので、まあだいたいで、と思ってしまいがちですが、きっとワタナベさんたちにとっては重大なことだと思います。
ちなみにタカハシさんのタカも気をつけましょう。
まあ、そういうことがあったりするので、大変ですが、覚えりゃ済む話なので頑張ります。
おまけ
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散文、もしくは想像の遊び場。
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