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ヴィジュアル撮影一回目
ミュージカル「ヴァグラント」用のヴィジュアル撮影の第一回目がありました。
僕はプロデューサー的な立場で参加しました。
ただスタジオをウロウロしているだけだったので、業界によくいる、なんの人なのかわからないけど、なんか偉そうな人って感じになっていましたが。
撮影は順番に行われました。
なんでせーのでやらないかというと、衣装の原まさみさんとヘアメイクの宮内宏明さんが、一人一人の役を作り上げながらカメラの前に立たせているからです。
(ちなみに宮内さんは20数年前にサウダージのPVで我々に老人の特殊メイクをしてくれた方でした!)
ここまで僕が、板垣さんが、舞台制作チームが作り上げてきた登場人物を原さんに伝えて衣装を作ってもらい、宮内さんがセットやメイクで立体化してくれます。
(原さんのこだわりの衣装デザイン・制作の話もものすごく面白いかった! 多分、今後にメイキング映像とかで見られると思います)
そうすると「ちちんぷいぷい、なになにになーれ」みたいな魔法をかけられたみたいに、役者さんはその役になるんですよね。カメラの前での表情とか動きとかが。
大袈裟に聞こえるかもしれないけど、本当に。
そう、僕らの撮影と何が違うかといえばそこなんですよね。
僕が撮られる時は新藤晴一本人として立っています。当たり前ですよね。
少しくらいは、ポルノグラフィティの、とか、ギタリストの、とかの役柄を演じているところはあるかもしれませんが、それでもほとんど僕です。
役者さんは役で撮られている。
で、
カメラの前に登場人物として立っている役者さんを見て、僕は思うわけです。
「やっと会えた」
と。
何年か前に自分の頭の中に生まれた人物に初めて会えた感じ。個人的には感動していました。
もちろん、想像していた感じとは全然違うんですが。
それは役者さん本人や、スタッフが僕が考えたものより魅力的にしてくれているからんですが。
僕にしてみたら「あ、メールでは何度もやりとりさせてもらってたんですが、初めてお会いすると、へー、そう言う感じなんすね。ちょっと意外っす」と言うね。
今日、この後、ヴィジュアル撮影の二回目があります。残りの役の人たちですね。
またずっと会いたかった登場人物に会えるので楽しみです。
次
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