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届いてると思います

サイエンスナビゲーター 桜井進さん のことば
『数学は旅 
イコールというレールを数式という列車が走る』

イコールはまさに二本線のレールであり
数や数式がレールで結ばれてていくのです。
そのレールは敷かれた後は誰もが通ることができて、
決して朽ちることがない永遠の生命を持っています。

また、こんな風にも

星が輝くこと、機関車が走ること、
生命にぬくもりがあること・・・
それらの背後には統一されたエネルギーがあります。

面白い数学導入だな、と思って何年か前に図書館から
関連本数冊を借りて読んだことがあります。
ガッツリ理系数式はわからないので飛ばし読みですが、ほんの数頁いや数行でも頭に残る忘れないインプットがあれば「読んだ」ことにして、この時は何か「掴んだ」気がして 巻末を見ると

100字評を書いてみてください、という頁があったので書いて葉書に貼って送ってみました。


もうそんなこと忘れてた、という頃

うちの長男が高校2年生の時、
いつものことながら、学校のおたよりはカバンの底で
とにかく私の元へは届かないことが当たり前になってて
その日もごみ箱にクシャクシャの丸々になったプリントが投げ込まれていました。何となく気になって丸められた紙を広げてみると

サイエンスナビゲーターの桜井進 講演会⁉️

「母さんはどうせ行かないだろうから欠席に◯して、学校に出しといたよ。」
出欠の下半分が雑に手でピリピリにちぎられてました。
「欠席じゃない、出席!」と叫んで
もう あさってが講演会という時に学校に電話して、
締め切り過ぎましたけれども、どうしても参加したいのです、という趣旨を述べたら、
「お母さん、わかりましたよ、講演会のあと、先生
(と私の)特別対談の部屋と時間を用意します。」
という流れになって、息子よ、今日も感謝、普通に出席の紙を提出したらこんなことにはならない。

そして桜井先生と私の対談は実現し
その時 100字評 の話になったのです。すると
「え?僕の方へはそんなお葉書 届かなかったよ。
発刊した編集部ってそういうのちゃんと著者まで届けないといけないよね。」
と言われて

「そうですね。」と答えたけれども


ちゃんと届いてる と思います。

本を書いた先生が何年か時を経て
どんなことを考えているか聞いてみたい、
と書いたのだから。

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