みんな知ってた?4/10はきょうだいの日
こんばんは。はるほです。
みなさんいががお過ごしでしょうか。
みなさんは、今日が「きょうだいの日」であることをご存じでしたか?
へ? きょうだいの日…?? 初耳だな。という方もいらっしゃると思うので、ご説明すると、
ずばり、父の日、母の日の、きょうだい版の日です!!!
みなさんは、きょうだいのことどう思っていますか??
きょうだいがいない人も、自分にとってきょうだいみたいなあの人のことをどうおもっていますか?
いい機会なので、ここからは私のきょうだいのお話を書いていこうと思います。
私には4つ年下の弟がいます。今年で18歳になります。
私の弟は、自分で食べたり、歩いたり、喋ったりしません。生まれつき複数の障害や病気があり、今は肢体不自由特別支援学校の高等部に通っています。
弟は、生まれてすぐに大きな手術をして、小学校を卒業するころまで、1年の3分の1くらいは病院と家を行ったり来たりしていました。まだ幼かった私にはよくわかっていませんでしたが、生まれてすぐのころは手術室のすぐ近くのICU(集中治療室)に長い間入っていたり、輸血がないと命はないとお医者さん言われたり、母から少しだけ聞いた話ではかなり大変な状況だったようです。
母は、いろいろありすぎて弟が支援学校の小学部を卒業するまでの記憶があんまりないと言っていました。
そんなこんなでいろいろあったのですが(ありすぎて今日は省略…)、いまは、たまに持病の手術をしたり、たまに入院・通院をしながらも元気に学校へ通っているみたいです。
実家を出てから私も3年がたち、コロナウイルスの影響もあって全然会えていませんが、親から最近の様子をきいて安心しています。
私は、弟のことなしに私の人生は語ることができないと感じています。弟と一緒に生きてきたことによって感じたこと、考えたこと、身についたことがたくさんあるからです。これは、世間的に見てよいことも悪いこともです。
やっぱり、感じる感情はいいことばかりではありません。弟と過ごしていて、周りから冷たい視線を浴びることもあるし、悲しい言葉が勝手に突き刺さってくることもあります。
小さい頃は弟のせいで私は悲しい思いをしないといけないんだと思った時もありました。弟のことを作文で書くと、いいお姉ちゃんだねと褒められるので、いつからか弟に対してはマイナスの感情を持ってはいけないような感覚を持つようにもなりました。
でも「たぶんだけどいろんな感情があっていい。」
今の私が、小さな私に言うならそういうと思います。
まだ確信はないし、マイナスな感情を持っている自分が悪いんだって思っちゃうときもある。でも誰も悪くない。弟も、親も、私も、悪い人なんて誰もいない。どこにも向けられない黒い気持ちもあっていいんだよと、もし同じ気持ちの人がいるなら言ってあげたいです。
思うことは書ききれませんが、大前提、私は弟のことが大好きだし、今日までいろいろなことを乗り越えて生きていてくれることが何よりの幸せだとおもっています。
ここまでいろいろ書いてきましたが、実は子どもの頃の私のように「障害や病気のあるきょうだいを持つ子ども」のことを「きょうだい児」と呼びます。私がここに書いたことではすべて表せないのですが、きょうだい児の複雑な思いは、たしかに存在しています。そしてなかなか目が向けられにくく、気づかれにくいのが実情です。
今日のきょうだいの日をきっかけに、「きょうだい児」の存在を少しだけでも皆さんに知っていただけたら嬉しいなと思っています。
うまく説明できているのかわからないですが、詳しいことは私が小さいころからお世話になっていたしぶたねさんのホームページに載っているので是非一度ご覧になってみてください。イラストもあたたかくて癒されます。
今日はきょうだいの日!と思って書き出したのにいつの間にか11日になっていました(笑)あまり長くなってもいけないので今日はこの辺で。
つたない文章でしたが読んでいただきありがとうございました。ご質問・ご感想などいただけると喜びます。
おやすみなさい。