ナイアガラ
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
1953年のアメリカ映画。マリリン・モンロー主演のサスペンス作品です。彼女の有名な「モンロー・ウォーク」が初めて世に披露されたのも、この作品でした。
悪女が似合う魅惑的なモンロー
本作のモンローは、悪女なんですよ~! 不倫中の愛人と一緒に、自分の夫の殺害計画をひそかに企てるのです。
主な登場人物
★ ルーミス夫妻
○ ローズ(マリリン・モンロー)
主人公。妖艶な人妻。夫が精神病院にいたことを周囲にほのめかす。
○ ジョージ(ジョゼフ・コットン)
ローズの夫。ふしだらな妻に苛立つ。情緒不安定気味。
こんな魅惑的な妻がいたら…… そりゃあ、夫は心配ですよねぇ。 しかも、夫にはつれない態度。腰をふりふり、セクシーなモンロー・ウォークで歩いたり、周囲の男性の目を惹くようなことばかりするんですよ。
そんな妻を、苛立ちながらこうして監視する夫。笑
確かに、何も知らない他人から見ると「ん? ちょっと病んでるのかな?」という印象を受けます。
・・・
マリリン・モンローといえば、ブロンドで、グラマーで、ちょっと知性が足りない女性像のアイコン―― みたいなイメージがありますよね。
わたしも、実際に彼女の映画を観る前はそう思っていました。「モンローの映画? 男性を喜ばせるようなシーンが多めの、あまり内容のない娯楽作品が多いんじゃないの?」なんて。
はじめて観たのが『お熱いのがお好き』。普通にコメディ作品として楽しめたし、モンローも可愛かった♡ 次に観たのが、この『ナイアガラ』。
あまりにステレオタイプなイメージだけが先行していて「わざわざ観るほど面白くはないのでは?」と、タカをくくってました!
モンロー、悪女役にぴったりだわ♩ 画面から匂い立つような魅力。わたしがもし男性だったら、ふらふら~っ……と、ついて行っちゃいそうだもの。笑
うん、見ちゃう見ちゃう。胸の谷間とか、きっと目が吸い寄せられちゃう♡笑 “抗い難い魅力” って、こういうのを言うのでは?
しっかりサスペンス
訳ありげなモンローたち、ルーミス夫妻。そして、もう一組の夫婦が登場します。
★ カトラー夫妻
○ ポリー(ジーン・ピーターズ)
○ レイ(ケイシー・アダムス)
新婚旅行でナイアガラ観光にやって来た。
この新婚夫婦が、ナイアガラの滝を望むロッジへ宿泊に訪れたことから、物語は始まります。
予約していた部屋の先客(ルーミス夫妻)がまだチェックアウトしておらず、別の部屋への変更をお願いされる二人。これがきっかけでルーミス夫妻と知り合うのですが、その後、とんでもない展開に巻き込まれることに……。
サスペンス作品なので、あまり詳しく書いてしまうと「お楽しみ」が減ってしまいそう。何が起こるのかは、ぜひ作品を観て楽しんで頂きたいです!
1953年の古い作品ですが、脚本や演出がしっかりしているので、今でも充分に楽しめる映画です。ナイアガラの滝の景観もダイナミックに活かされていて、見応えありますよ~!
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