モネ・ゲーム
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
2012年のアメリカ/イギリス映画。英国の地味な美術学芸員が、横暴な雇い主で億万長者のメディア王をカモに、モネの名画「積みわら」を使った大掛かりな贋作詐欺を計画。相棒としてアメリカから自由奔放なカウ・ガールを呼び寄せるが――。天然なテキサス娘に振り回され、次々とハプニングに見舞われる計画の顛末を描いたクライム・コメディ作品です。原題 "Gambit"。
出演は、主人公のイギリス人キュレーター(美術学芸員)「ハリー」に『ラブ・アクチュアリー』『英国王のスピーチ』『裏切りのサーカス』のコリン・ファース、テキサスからやって来る美人で天然なカウ・ガール「PJ」に『ベガスの恋に勝つルール』『私の中のあなた』『恋愛だけじゃダメかしら?』のキャメロン・ディアス、贋作詐欺のターゲットとなる億万長者「シャバンダー」に『ダイ・ハード』『ラブ・アクチュアリー』『大統領執事の涙』のアラン・リックマン、ほか。
監督はマイケル・ホフマン。脚本は『ファーゴ』『ノーカントリー』のジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟。
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予告編はこちら。
愛しのアラン……♡
個人的に本作の何がうれしいかというと、大好きな英国俳優、アラン・リックマンが出演していること! わたしのアランへの熱い愛(笑)は、こちらの記事でもご覧いただけます。
長きに渡ってスネイプ先生役を演じてきた『ハリー・ポッター』シリーズが終わり、次に公開されたアランの出演作が 2012年の『モネ・ゲーム』でした。本作では億万長者のメディア王「シャバンダー」に扮しています。
主人公ハリー(コリン・ファース)(奇しくも同じ「ハリー」なのですね! 狙った?)の雇い主で、美術品のコレクター。桁外れにお金持ちであり、桁外れに横柄でイヤな奴―― といった役どころを楽しそうに演じています。
上流階級で、知的で、イヤな奴。
アランの最も得意とするところではないでしょうか。笑
憧れのサヴォイ・ホテル♩
本作では、あの「ザ・サヴォイ」(The Savoy)が登場するところも、ホテル好きのわたしとしては見逃せません。
うわぁぁぁぁ~♩ 素敵~♡
窓からテムズ川が見えますね! これはテンション上がる~!
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詐欺計画では、周到に用意した “設定” を「すっかり本当のこと」だとターゲットに思い込ませるのが肝要。
そのために、ハリー(コリン・ファース)はわざわざアメリカからテキサス娘の「PJ」(キャメロン・ディアス)を呼び寄せ、相棒として計画に引き入れます。
で、いろいろあって(笑)、渡英した PJ はサヴォイ・ホテルにステイすることになるのですが――
この二人組が笑えます!
キャメロンの魅力は唯一無二♡
「PJ」を演じるキャメロン・ディアス。本作でも彼女の魅力が存分に活かされています。
気さくで、明るくて、ノリが軽くて―― 本当にぴったりの役どころ。キャメロンといえば、こちらの作品の彼女も可愛かったな♩
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――みたいな図式(ステレオタイプ)って、アメリカ映画では古くからずっとありましたよね。代表的な例を挙げると、マリリン・モンローとか。
キャメロンも初期の頃は、そういったイメージの役柄によくキャスティングされていた気がします。でも、本作での彼女は、それを逆手に取って、魅力的に「PJ」という女性を演じているのではないかしら。
『私の中のあなた』(2009年)など、シリアスな役柄でも充分に実力を発揮している女優さんですが、
本作の「PJ」のような
というキャラクターを演らせたら、キャメロン・ディアスの魅力は唯一無二だなぁ、と思っています。
ぜひ最後まで観てね!
実は本作、1966年の映画『泥棒貴族』のリメイクなのだそう。
ストーリーは全く異なるようですが、ちょっと気になりますね。
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最後に、わたしからひとこと、アドバイスを。
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