ガタカ/GATTACA
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
まずは最初に一言。
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『ガタカ』は SF映画の「名作」です!
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ふー。よし。落ち着いた。笑
オープニングからハイセンスさに唸る
本作冒頭のオープニング・クレジット。ここからして既にハイセンスな香りがプンプン漂ってきます。美しいです。
その上、鑑賞後にあらためてここを観ると「そういうことか~!」と唸ります。
アンドリュー・ニコル監督、ニクイことをしますなぁ!
絶妙なさじ加減のSF設定
舞台は、遺伝子操作が発達した近未来。DNAにより、容姿、知能、体力など、あらゆる面で優れた子どもを人為的につくり、産むことが当たり前になっている社会です。
遺伝子操作によって生まれた者は「適正者」、自然妊娠によって生まれた者は「神の子」と呼ばれ(良い意味ではなく “劣っている” という意味で)、明確な差別が存在しています。
こういう設定自体、“現実の世界でも有り得そう” なところがコワイ……。リアリティの “さじ加減” が絶妙だと思いませんか?
実際、2011年にNASAが選出した「現実的なSF映画」では『ガタカ』が1位に挙げられているんですよ〜!
(この時は、NASAから見て科学的に「ありえないSF映画」と「現実的なSF映画」が各7作品挙げられました。こういう企画、面白いですよね♩)
グイグイ魅了される展開
主人公ヴィンセント(イーサン・ホーク)は、自然妊娠による「神の子」として生まれました。
一方、実の弟は「適正者」で、兄弟間の能力差をまざまざと感じながら育ちます。
そんなヴィンセントは、ある「夢」を持つようになります。宇宙飛行士になる、という夢……。
けれども、どんなに努力しても「適正者」でないと宇宙飛行士には採用されないのです。
ところが、ある日―― という具合に物語が進んでゆくのですが、その展開がまた面白くて面白くて!
宇宙局ガタカに入社するため、ブローカーを通じて「適正者」ジェローム(ジュード・ロウ)の生体IDを買い、偽装して適正者になりすますヴィンセント。
その方法がもう徹底的で凄い!!
ぜひネタバレなしで観ていただきたいので詳しくは省きますが、とにかくラストまで集中力が途切れることなく、グイグイ魅了されると思います。
ジュード・ロウがね、また良いのですよ~!! いろんな意味で。
観終えた後、深い深い満足感を感じたのを覚えています。
「ああ、いい映画を観たなぁ……!!」って♩
『ガタカ』に関する小ネタ
○ 作品タイトルの由来
"GATTACA" は、DNAの4つの基本塩基 "G"(グアニン)、"A"(アデニン)、"T"(チミン)、"C"(シトシン)の頭文字でつくられています。
○ ナイス・キャスティング!
いかにも「適正者」っぽい、完璧な容姿を持つジュード・ロウやユマ・サーマン。説得力あります。良いです♡
○ あのSF映画へのオマージュ!?
こちらのショットは、あの SF映画のマスターピース『2001年宇宙の旅』へのオマージュ? とも思えたりして、個人的にニンマリ♩
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