素敵な相棒 〜フランクじいさんとロボットヘルパー~
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
2012年のアメリカ映画。元泥棒の偏屈じいさんが、息子からプレゼントされた超高性能な介護ロボットを相棒に、再び泥棒家業に復帰しようと熱中。ロボットとの日々を通して活力を取り戻していく姿をユーモラスに描いたヒューマン・コメディ作品です。原題 "Robot & Frank"。
出演は、主人公の偏屈じいさん「フランク」役に『フロスト×ニクソン』のフランク・ランジェラ。「ロボット」の声に、『ニュースの天才』、『17歳の肖像』のピーター・サースガード。
共演に、『テルマ&ルイーズ』、『依頼人』、『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・サランドン、『X-MEN』シリーズ「サイクロプス」役のジェームズ・マースデン、『アルマゲドン』のリヴ・タイラー、ほか。監督は、ジェイク・シュライアー。
人間と機械の垣根を越えた、友情と絆
前々回の『ベイマックス』に続いて、本作もロボットと人間の友情をあたたかく描いた映画。
当時(2017年)のわたしは、そういう系統の作品がマイブームだったのでしょうか? それとも、たまたまかな?
こんなつぶやきがあったので、疲れていたのかもしれません。笑
・・・
本作のおおまかなあらすじは、こんなふう。
70歳を迎え、物忘れが激しくなってきた元宝石泥棒のフランク。ある日、一人暮らしをしている父を心配した息子が、人型の超高性能介護用ロボットを置いていく。フランクにとってははた迷惑な贈り物でしかなかったものの、家事や健康管理を完璧にこなすロボットのおかげで彼の体調はみるみる改善。そしてそんなロボットには、雇い主の趣味や生きがいをサポートするというプログラムも組み込まれていた。やがて、そのプログラムにつけ込み、ロボットをある泥棒の計画に巻き込んでいくフランクだったが――。
(出典: allcinema)
予告編はこちら。
ふふっ。予告編を観て、笑っちゃった♩ 面白そうですよね!
あら? なぜか記憶が……
そう。この映画、上記のあらすじを読んでも、予告編を観ても、面白そう。面白そうなのに――
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ほとんど覚えていないんです。汗
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はい~。ひさしぶりの “覚えてない案件” きましたね! いやはや、面目ございません。
○ 過去の “覚えてない案件” たち。記事はこちら。
ですが、ここへきて、傾向が少しだけ見えてきたような気がします。どうやら、“小品ながらもハートウォーミングな良作” が記憶に残りにくいようです。なぜ?
鑑賞時の感想ツイートを振り返ると、どの作品も、それぞれ好印象にもかかわらず(!)忘れてしまっているんですよねぇ。本作の感想だって、こんなふうに好意的に書いています。
おじいちゃん映画、個人的に好きだわぁ♩笑
ロボットとおじいさんの交流の話なんだけど、ベタベタな感じでも、お涙頂戴な雰囲気でもなくて、最後まで「ロボット」と呼ぶ距離感が良い。
わたしもロボット欲しいなぁ。
ロボットがお利口さんで、愛嬌があって、可愛いの♡
・・・
“小品ながらもハートウォーミングな良作” 的映画って、「ものすごく心を揺さぶられた」とか、「ストーリー展開や映像に大きな起伏があった」とか、そういう、自身の体験として刻まれるインパクトが比較的緩やかなので、記憶に残りにくいのかなぁ。
でも、好きなジャンルではあるのです。時間が経って内容を忘れてしまうからといって、ダメな作品ということではありません。気軽に観てくつろいだ気分にさせてくれたり、ほんのちょっと、ぽかぽかと心をあたためてくれたり――たくさんある映画の中には、いつの時代も、そういう作品が必要だと思っています。
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