麗しのサブリナ
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1954年のアメリカ映画。主演はオードリー・ヘプバーン! ロマンチックな三角関係を描いたラブコメディ作品です。
『ローマの休日』で一躍スターになったオードリーが、次に出演したのが本作。原題は "Sabrina"。
監督は『お熱いのがお好き』、『アパートの鍵貸します』のビリー・ワイルダー。
オードリーの相手役には『カサブランカ』のハンフリー・ボガート、『戦場にかける橋』のウィリアム・ホールデンという豪華なキャスティング!
オードリーが、とにかく可憐です♡
主な登場人物とあらすじ(ネタバレなし)
素敵なファッションの宝庫♩
『麗しのサブリナ』といえば、真っ先に思い浮かぶのが "サブリナ・パンツ"!
これ! 細身でくるぶし丈のパンツ。
本作でオードリーが着ていたことから "サブリナ・パンツ" と呼ばれるようになったのは有名なお話ですよね♩(履いているフラット・シューズも "サブリナ・シューズ" と呼ばれています)
'50年代当時、スクリーンではグラマーな女優が人気で、やせっぽちのオードリーはコンプレックスを抱えていたとか。でも、そのスリムな体型を活かしたファッションによって多くの人を魅了しました。
やっぱりそれが、お洒落の極意なのかも♡
こちらのドレスはジバンシイによるもの。"サブリナ・ドレス" と呼ばれています。
タイトなスカートの後ろ側に、ふわっと広がるギャザーいっぱいの別スカートがトレーンのように付いているデザイン。オードリーの美しさがより一層引き立ちますね。
こちらのドレスは、同じくジバンシイで "デコルテ・サブリナ" と呼ばれているもの。
両肩のリボン、ストレートなネックラインが可愛いですね♡ オードリーは、自分のコンプレックスである鎖骨を隠し、美しい肩のラインを強調してくれるこのドレスを気に入っていたそう。
作中では、こんなショートパンツ・スタイルも。こちらのデザインはイーディス・ヘッドによるもの。
チェックシャツの裾を体にフィットするようにして、細いウエストラインを強調。(うらやましい~!)
他にも、パリ留学前のサブリナが着ていたジャンパースカート・スタイルや、帰国時に着ていたジバンシィのスーツ・スタイルなど、女性が憧れてしまう素敵なファッションがたくさん!
本作の衣装は、イーディス・ヘッドとユベール・ド・ジバンシイがデザインしているのですが、クレジットされているのはイーディス・ヘッドの名前だけ。なので、アカデミー賞の衣装デザイン賞はイーディス・ヘッドに対して贈られています。
小粋な名セリフ
サブリナがパリの料理学校に通うシーンで、スフレを焼く授業があります。この時、クラスメートである男爵のおじさまが言うセリフ。
粋ですよね~♩
この男爵、パリでサブリナに色々なことを教えてくれる重要な存在なのです。男爵との出逢いによって、磨かれ、自信を持ち、洗練された女性に変身してゆくサブリナ――。
この辺のシークエンス、とっても良いです。 好きだなぁ♡
もちろん、パリから帰国してからの、ライナスとの恋のやりとりも素敵。女性慣れしていないライナスの不器用ぶりを、ボギーことハンフリー・ボガートが好演しています。
ちょっとコミカルな三角関係の行方は、ぜひ本編でチェックしてみてくださいね!
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