カサブランカ
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
1942年のアメリカ映画。ハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマン主演のラブロマンス作品です。本作の「君の瞳に乾杯」は今も語り継がれる名セリフ!
伝説的映画を観てみる
本作『カサブランカ』を観たことがない人でも、「君の瞳に乾杯」というセリフは、一度は聞いたことがあるのでは? わたしもそんな一人でした。
今回は、ちょっと前置きが長いです。笑
たぶんこれ、映画好き "あるある" だと思うのですが、新旧いろいろな作品を観るだけでは飽き足らず、「何かいい映画ないかな~?」とネットで映画サイトを渡り歩くんですよね。「○○映画ベスト50!」とか。
そうこうしているうちに、いろんな場所で "必ず" 目にするタイトルがちらほらあるわけです。たいてい、名前だけ知っているような古い映画が多い。だんだん気になってきます。
で、実際に観る――。すると、思うのです。
「おお! やっぱり、何十年もの間、皆が口を揃えて "名作" と言うだけのことは…… あったわ!」
まぁ中には、どうしても ハマれない作品 もあるのですが……笑。これは仕方ない。人それぞれ、好き嫌いもありますしね。
でも、そこで学習するのです。
「なるほど、有名な昔の映画は面白いぞ♩」
「後世の作品でオマージュされていたりして、知ってると楽しいし♩」
\はるひは レベルがあがった!/
そうやって少し知恵がついた(笑)頃に観たのが、本作でした。
2大スターの競演!
主演のハンフリー・ボガート(愛称:ボギー)とイングリッド・バーグマン。
両者とも、言わずと知れた大スターですね!
AFI の『映画スターベスト100』では、ボギーが男優部門1位、バーグマンが女優部門4位に入っています。
イングリッド・バーグマンの美しいこと!! 同じ女性のわたしから見ても惚れ惚れしちゃいます~♡(この方、スウェーデンのご出身なんですね)
ボギーについては、名前だけは小学生の頃から知っていました。なぜなら、当時流行った『カサブランカ・ダンディ』という曲でジュリー(沢田研二)が歌っていたから。
ボギー ボギー あんたの時代は良かった
今思えば、これ、まさに本作のボギーのことを歌っていたんだなぁ。
名セリフの宝庫
AFI の『アメリカ映画の名セリフベスト100』に、本作からなんと5つもランクインしています。
○ "Here's looking at you, kid."
「君の瞳に乾杯」(第5位)
○ "Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship."
「ルイ、これが俺たちの美しい友情の始まりだな」(第20位)
○ "Play it, Sam. Play 'As Time Goes By'."
「あれを弾いて、サム。『時の過ぎ行くままに』を」(第28位)
○ "Round up the usual suspects."
「いつもの容疑者連中を一斉検挙だ」(第32位)
○ "We'll always have Paris."
「俺たちにはいつもパリがある」(第43位)
○ "Of all the gin joints in all the towns in all the world,
she walks into mine."
「世界に星の数ほど店はあるのに、
彼女はおれの店にやってきた」(第67位)
"usual suspects" なんて、後の映画のタイトルにもなっていますものね!(※『ユージュアル・サスペクツ』1995年)
英語としても、独特の洒落た言い回しがあったりして、本作のセリフが発祥で現在は慣用句的な英語表現になっているものもあるとか。
日本語で例えるなら、う~ん…… なんだろう?
「殿中でござる」?(例え!笑)
セリフの日本語訳も素敵ですよね~! 「君の瞳に乾杯」は歴史に残る名訳だと思います。
As Time Goes By
すでに長文記事になっている気がするのですが、みなさん大丈夫ですか?笑
ああっ! ここまで書いてて、まだ「あらすじ」もご紹介できていない!
○『カサブランカ』概要
第二次大戦下、フランス領モロッコのカサブランカで、運命的に再会した男女の別れをドラマティックに描き、アカデミー賞作品賞を受賞した恋愛映画の古典的名作。
「ボギーが "ハードボイルド" スターの元祖だ」とか「ピアノ弾きのサム(ドリー・ウィルソン)がいい味出してる」とか、書きたいことはまだあるのですが。もし興味がわいたら、検索してみてね♩(丸投げ)
それでは、締めにこちらの一曲を♡
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