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カルテット! 人生のオペラハウス
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
『カルテット!人生のオペラハウス』を観た。監督はダスティン・ホフマン。英国・カントリーハウスの風景がとにかく美しい! ロケ地は、タブロウの Hedsor House だとか。あんな所に滞在して、お散歩三昧してみたいなぁ♡ (つづく)http://t.co/ik6VJzrUlr
— もりはるひ (@haruhi_mori) April 5, 2014
つづき)カルテットのひとり、シシーが「現実の世界」と「彼女の中の世界」を行きつ戻りつする、認知症の「ゆらぎ」の表現がすごく上手だった。ハウスのおじいちゃま&おばあちゃまたちの、ちょっとコミカルな会話も、とてもいい。http://t.co/iATzm62nEy
— もりはるひ (@haruhi_mori) April 5, 2014
2012年のイギリス映画。引退した音楽家たちが暮らす老人ホーム〈ビーチャム・ハウス〉を舞台に、かつてカルテット(四重唱)として名をはせた男女4人が再会する、ほのぼのとしたコメディ作品です。
『卒業』、『クレイマー・クレイマー』、『レインマン』など、数々の作品に出演してきた名俳優、ダスティン・ホフマンの初監督作品。原作は、ロナルド・ハーウッドによる舞台。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29413828/picture_pc_e293987721e65a8055f4f486485ccba9.jpg?width=1200)
ベテラン俳優たちが勢揃い
本作は、引退した音楽家たちが老後を過ごす〈ビーチャム・ハウス〉が舞台。なので、キャストも英国のベテラン俳優たちが揃っています。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29414126/picture_pc_9f9c4e895ade2fc337e4bafb02f31d34.jpg?width=1200)
(写真左から)
○ レジ―(トム・コートネイ)
元テノール歌手。ビーチャム・ハウスで暮らしている。ジーンとは、その昔 “9時間” だけ結婚していたことがある。
○ ジーン(マギー・スミス)
元ソプラノ歌手。オペラの名プリマドンナだった。新たにビーチャム・ハウスへやってくる。
○ シシー(ポーリーン・コリンズ)
元メゾソプラノ歌手。ビーチャム・ハウスで暮らしている。おっとりして可愛らしいおばあちゃん。認知症の症状が表れ始める。
○ ウィルフ(ビリー・コノリー)
元バリトン歌手。ビーチャム・ハウスで暮らしている。プレイボーイで女性が大好きなおじいちゃん。
レジー役のトム・コートネイは、主に舞台で活躍している俳優さん。
主役のジーンを演じるマギー・スミスは、『ハリー・ポッター』シリーズのマクゴナガル先生や『ダウントン・アビー』のバイオレットおばあ様でお馴染みですね。
シシー役のポーリーン・コリンズは、『恋のロンドン狂騒曲』や『アルバート氏の人生』にも出演しています。(個人的には、この方の演技がとても良かった!)
ウィルフ役のビリー・コノリーは『ラスト サムライ』、『ホビット 決戦のゆくえ』などにも出演している俳優さんです。
・・・
それぞれ長いキャリアを築いてきたベテラン俳優たちなので、演技力は確か。彼ら4人の共演は見どころのひとつではないでしょうか。
“年をとる” ということ。
味のあるおじいちゃんやおばあちゃんが出てくる映画、わたし好きなんですよね~♩
若い頃はその良さがわからなかったけれど、自分自身がある程度年齢を重ねてきた今、映画を観て「こんなふうに年をとりたいなぁ」と思ったり、“年をとること” への希望をもらったりしています。
こちらのメイキング映像で、監督のダスティン・ホフマンも言っています――
「年をとることには美しさがある」
「人生が顔を作るんだ」
「生きてきた時間が顔に刻み込まれてる」
とても素敵な言葉ですよね。
英国カントリーハウスの風景が素敵♩
感想ツイートにも書きましたが、本作のロケ地はロンドン郊外のタプロウにある「ヘッソー・ハウス」(Hedsor House)という所。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29420469/picture_pc_2eaadd7d7d3eb31470c7cb19ed1aba97.jpg?width=1200)
イギリス王ジョージ3世の母・オーガスタが住んでいた邸宅で、ジョージ3世や彼の孫にあたるヴィクトリア女王も度々訪れていたという、王室に深い関わりのある場所だそうです。
サイトの "FILMING GALLERY" のページでは、本作や『ダウントン・アビー』など、ヘッソー・ハウスで撮影が行われた作品が紹介されています。
本作に出てくる屋外の風景や屋内のインテリア、どれも英国らしくて本当に素敵!
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29420761/picture_pc_b45ce68c73a3da3671c9b024e2daf499.jpg?width=1200)
憧れます~♡ 行ってみたい!!
本物の音楽家たちが出演
上にご紹介したメイキング映像でもチラリと語られていますが、メインキャスト以外の〈ビーチャム・ハウス〉の住人には、引退したオペラ歌手や演奏家など、本物の音楽家たちが起用されています。
名優ダスティン・ホフマンらしい、お芝居やリアリティへのこだわりですね。
・・・
引退した声楽家たち4人を描いた本作。『椿姫』の『乾杯の歌』、ヴェルディの『リゴレット』など、オペラの曲が歌われるシーンももちろん出てきます。
クラシックやオペラがお好きな方は、そういう面での楽しみもあるかも。
映画全体としては “普通に、ほのぼの” な作品でした(笑)が、
○ 英国が好き!
○ クラシック音楽やオペラが好き!
○ おじいちゃん&おばあちゃん映画が好き!
という方には、おすすめです♩
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![もり はるひ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91482717/profile_042125b12fbc6129e14f31f8113944c7.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)