第一線との距離感 ~無知の知~
小学生くらいで、近所の友達と野球をやっていて、
俺は野球が上手い!
と、自信満々になっているとします。
けど、中学に入ると、自分と同じくらいとか、自分よりもっとうまい子がたくさんいることを知ることになります。
そこで練習して、努力して、また、中学で1番になったとしても、高校に行くと、また、自分よりもっとうまい子がたくさんいることを知ることになります。
高校でそこそこやれたとしても、全国大会レベルには、もっとうまい人がたくさんいます。
そういうことを経験していくことで、第一線レベルと自分との距離感を把握できるようになります。
野球に限らず、スポーツに限らず、勉強でも仕事でも同じです。
例えば、情報システムの仕事をしていれば、自分の所属組織で行っていることを全てだと思い込まないで、一般的な基準や技法に接する機会は意識して持ったほうがいい。
たいていの場合、ご自身の所属組織で、どんな運用基準を決めているか、どんなコーディングルールがあるか、どんなテスト設計をしているか、それらに日々、追いかけられる毎日です。
けれども、一般的にはどのような基準が用いられているか?自社以外ではどんな手順が採用されているのか?「第一線レベルに触れる」といったことによって、得られるものは多い。
方法は?
IT系のWebサイトや雑誌から情報を得るのでもいい。Webセミナーに参加かするのもいい。情報処理技術者試験のような国家試験の勉強をするのも、「第一線レベルに触れる」という意味をもつ行為になります。
何も、教科書通りの運用をすべきということではない。
彼我の違いを認識する。
無知の知。
今の自分の立ち位置と、第一線というか、メジャーというか、そういう場所との違い・距離感を知っておくこと。
そういう意識を持つだけで、自分に何が足りないか、何を学ぶべきか、多くのことを感じられるはずです。
メジャーとの接点を持つ。それが、無知の知につながると考えています。
なんだか偉そうなことを書いてしまったかもしれません。要は、井の中の蛙にならないよう、学ぶことが大切、と言いたかったのです。
今の自分との違い・距離感を知ることを、成長の原動力にしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。情報処理技術者試験については、kindleでもいろいろ書いたりしていますので、ぜひ、お読みください。
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