アジャイルを学んでみようかな…
計画を立て、行動し、検証を繰り返しながら、期限までに目標達成を目指す。システム開発に限らず、仕事やプライベートで、そういった活動を誰もが経験します。
プロジェクトと呼ばれる活動には、さまざまな取り組み方があります。システム開発で、従来、代表的なものといえばウォーターフォール開発であり、最近の主流はアジャイルと言えるでしょう。
以前から愛読している「ケント シリーズ」の最新作のテーマがアジャイル!でしたので、早速読んでみました。
ストーリーを読み進めながら、システム開発の現場を感じることができます。
アジャイル未経験の私には、知らない用語がたくさん!!
…スプリント、スクラム、インセプションデッキ、ベロシティ…等々。
でも、大丈夫。登場人物のキャラの良さもあって、スラスラ読んでいるうちに話に引き込まれました。
タスクを細分化し、状況を可視化する。互いの進捗はデイリースクラムで共有し、遅れや、体調不良の人はチームでカバーする。いいなぁ~。楽しく仕事ができそう!
途中で「10の質問」というのがありました。
例えば、
「やらないことリスト」
「ご近所さんを探せ」
「夜も眠れなくなるような問題は何か」
など…こちらも何だか楽しそう!
ウォーターフォールでは、あまり楽しい思いをしたことがない、見積もりや、タスクの負荷分析も、プランニングポーカーなら、楽しく取り組めそうです。
「こんなにワクワクするプロジェクト、久しぶりですね」
ある登場人物の言葉です。読んでいる私もワクワクしました。
もちろん、これはストーリーだからこそ。現実の開発現場では、いろいろあるのは当然です。
とにかく、楽しみながら読めました。ちょっとびっくりさせられる休日の出来事などもあったりして。
SCOW分析は、アジャイルでないプロジェクトでも活用できそうです。
あと、タスクボード(表紙のホワイトボードに描かれている To Do などの表)は、私の仕事現場でも試せそうです。
読んでいて、「アジャイルをマスターしたい」気持ちが強くなりました。巻末に記された参考書籍も読んでみようかな…とにかく楽しく、かつ、勉強になりました!!
最後までお読みいただきありがとうございました。Kindleは、読むのも、レビューするのも、自分で書くのも、全部楽しいです。私の書いたものも、よろしければぜひ、お読み下さい!!